【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における12月 2日時点の大口投機家の売り越しは425万3516枚となり、前週の438万 5030枚から縮小した。取組高合計は5088万4176枚となり、前週から120 万0885枚(2.3%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.6%増、債券 合計が3.7%減、為替合計が3.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.7%減、エネルギー合計は1.4%増、金属合計は0.7%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売り、新規売 りが出て売り越しを拡大、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。 為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 12月1日の週は、トランプ米大統領が次期連邦準備理事会(FRB)議長の人選を 来年初めに発表する予定とした。またADP全米雇用報告で雇用者数が予想外に減少 し、米FRBの利下げを織り込んだ。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が3万6418枚買い越し(前週2万6517 枚買い越し)、ユーロは10万8453枚買い越し(同9万4071枚買い越し)、英 ポンドは8万0180枚売り越し(同9万3221枚売り越し)となった。ユーロは新 規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。 商品市場では、原油がウクライナ和平案の行方待ちで、もみ合いとなった。金は米連 邦準備理事会(FRB)の利下げを織り込み、もみ合いとなった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が5万1037枚買い越し(前週 5万5017枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニューヨ ーク金は21万7560枚買い越し(同20万4588枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万5980枚買い越し(同1万5979枚買い越し)に拡大した。金は新 規買い、買い戻しが入り、プラチナは新規買いが新規売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが8万7096枚買い越し(前週5万8669 枚買い越し)、大豆は24万5272枚買い越し(同23万9813枚買い越し)に拡 大した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが入っ た。12月1日の週のコーンは、小麦高や好調な輸出が支援要因になった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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