NY金・銀市況=金が反落、予想以下の米CPIも利食い売り

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (26/ 2)  4371.5     4409.5      4338.0      4364.5     -  9.4
          (26/ 4)  4400.5     4440.4      4369.6      4395.9     -  9.6
   銀     (26/ 3)  6651.0     6682.5      6467.5      6521.9     -168.2
         (26/ 5)  6699.5     6731.5      6521.5      6571.2     -168.7
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           246,609       224,377       478,188        (+  7,095)
  銀          118,736       159,236       154,478        (+  1,557)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,951.85  +  65.88
     前日  155.70/72   1.1739/41   ・ナスダック         23,006.36  + 313.04
     本日  155.61/63   1.1722/24   ・10年米国債利回り      4.12  -   0.04
・NY原油  (26/ 2)   56.00 + 0.19  ・SPDR保有金残高  1,052.54  +   0.85
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。前日比は金が9.9〜8.0ドル安、中心限月の2月限
が9.4ドル安、銀が169.0〜164.5セント安、中心限月の3月限は
168.2セント安。
 金2月限は反落。時間外取引では、利食い売りなどが出て売り優勢となった。欧州時
間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CP
I)を受けて買い優勢となったが、手じまい売りが出て上げ一服となった。
 銀3月限は金軟調につれ安となった。
 ニューヨーク金2月限は反落。時間外取引では4348.6〜4375.1ドルのレ
ンジで推移、前日比21.0ドル安の4352.9ドルとなった。2月限は安寄りした
のち、利食い売りなどが出て売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大し
た。
 日中取引では4338.0ドルまで下落したのち、予想以下の米消費者物価指数(C
PI)を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、4409.5ドルまで
上昇したが、手じまい売りが出て上げ一服となった。
 11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇で市場予想の3.1%上
昇を下回った。ただこの伸び鈍化は技術的な要因によるものとみられ、引き続き輸入関
税が一因とされる価格高騰が懸念される。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で6572.0〜6682.5セントのレンジ
で推移し、前日比73.6セント安の6616.5セントとなった。3月限は安寄りし
たのち、金軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、売り優勢となった。
 日中取引では6467.5セントまで下落したのち、予想以下の米消費者物価指数
(CPI)が下支えになった。ただ金の戻りが売られたことに上値を抑えられた。
 12月17日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比7万8815オンス増の
3607万0160オンス、銀は22万5434オンス増の4億5317万6217オ
ンス。

今日の材料
・イングランド銀行は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ3.75%とすること
を決定した。5対4の僅差での決定で、すでに緩やかなペースとなっている利下げが今
後さらに減速する可能性を示唆した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会で、政策金利を据え置くと決定した。据え置きは4会
合連続で、予想通り。同時に発表した景気予測では、成長率とインフレ率の見通しを一
部上方修正した。
・米新規失業保険申請件数は1万3000件減少し、22万4000件となった。市場
予想は22万5000件だった。
・11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%で市場予想の3.1%上昇を
下回った。ただこの伸び鈍化は技術的な要因によるものとみられ、引き続き輸入関税が
一因とされる価格高騰が懸念される。
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