NY金・銀市況=続伸、地政学的リスクや消費者心理悪化で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (26/ 2)  4481.8     4530.8      4457.7      4505.7     + 36.3
          (26/ 4)  4512.4     4563.2      4489.7      4538.1     + 36.5
   銀     (26/ 3)  6908.0     7179.5      6872.5      7113.7     +257.2
         (26/ 5)  6961.0     7230.0      6924.0      7167.2     +257.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           259,676       223,032       499,192        (+ 12,149)
  銀          138,415       107,733       156,794        (-     45)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,442.41  +  79.73
     前日  156.95/97   1.1756/58   ・ナスダック         23,561.84  + 133.01
     本日  156.29/31   1.1789/91   ・10年米国債利回り      4.17  +   0.01
・NY原油  (26/ 2)   58.38 + 0.37  ・SPDR保有金残高  1,064.56  +  12.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が36.3〜38.2ドル高、中心限月の2
月限が36.3ドル高、銀が256.0〜259.9セント高、中心限月の3月限は
257.2セント高。
 金2月限は続伸。時間外取引では、米国とベネズエラの緊張の高まりを受けて一代高
値を更新した。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、第3四半期の米
国内総生産(GDP)の伸び加速を受けて利食い売りが出たが、予想以下の米消費者信
頼感指数を受けて押し目を買われた。
 銀3月限はドル安や金堅調を受けて一代高値を更新した。
 ニューヨーク金2月限は続伸。時間外取引では4479.8〜4530.8ドルのレ
ンジで推移、前日比49.2ドル高の4518.6ドルとなった。2月限は高寄りした
のち、米国とベネズエラの緊張の高まりを受けて一代高値を更新した。欧州時間に入る
と、もみ合いとなった。
 日中取引では4529.3ドルまで上昇したのち、第3四半期の米国内総生産(GD
P)の伸び加速を受けて利食い売りが出て4457.7ドルまで下落した。その後は、
予想以下の米消費者信頼感指数を受けて押し目を買われ、4524.6ドルまで上昇し
た。
 米国とベネズエラの緊張の高まりが支援要因になった。一方、第3四半期の米国内総
生産(GDP)速報値は年率換算で前期比4.3%増加し、伸びは第2四半期の3.8
%から加速した。12月の米消費者信頼感指数は89.1と、前月から3.8ポイント
低下し、市場予想の91.0を下回った。
 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引で6896.5〜7015.5セントのレンジ
で推移し、前日比104.5セント高の6961.0セントとなった。3月限は高寄り
したのち、米国とベネズエラの緊張の高まりや金堅調を受けて買い優勢となった。欧州
時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では7079.5セントまで上昇したのち、第3四半期の米国内総生産(G
DP)の伸び加速や金反落を受けて6872.5セントまで下落した。その後は、予想
以下の米消費者信頼感指数や金堅調を受けて押し目を買われると、序盤の高値を突破
し、一代高値7179.5セントを付けた。
 12月22日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比3万9175オンス増の
3615万9265オンス、銀は23万6579オンス増の4億5088万0065オ
ンス。

今日の材料
・中国不動産大手の万科企業は、資金繰りに苦しんだ他のデベロッパーと同様、最終的
に債務再編を提案する前に、社債返済の短期的な猶予を複数回求める可能性が高そう
だ。
・フランス政府は、議会が2026年予算案で合意に至らなかったことを受け、政府閉
鎖を回避するために1月までの緊急立法措置を求めることになった。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた米・ウク
ライナ高官協議を受け、安全の保証を含む複数の文書の草案を準備したと表明した。
・米決済大手ビザとマスターカードが公表した暫定値によると、今年のホリデーシーズ
ンの米小売売上高は約4%増加した。消費者は限られた予算と新製品・衣料品への購入
意欲のバランスを取ったもよう。
・10月の米耐久財受注は前月比2.2%減だった。9月の0.7%増から反転した。
一方、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注は0.5%増と、市場予想の
0.4%増を上回った。
・第3四半期の米国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比4.3%増加した。
伸びは第2四半期の3.8%から加速し、過去2年間で最も速いペースでの成長となっ
た。旺盛な個人消費にけん引され、市場予想の3.3%を上回って成長。
・11月の米鉱工業生産指数は0.2%増加した。10月は0.1%減だった。
・12月の米消費者信頼感指数は89.1と、前月から3.8ポイント低下し、市場予
想の91.0を下回った。雇用と所得に対する不安の高まりを反映した。
・トランプ米大統領は、市場が堅調であれば米連邦準備理事会(FRB)次期議長には
金利を引き下げてほしいとの考えを示した。
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