ゴム午前＝総じて上昇、ただし上海ゴムの軟化から６月限は売り優勢

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、地合いを引き締
めた。活発限月の６月限は、３４２．０円まで上昇した。ただ、中盤に入ると、日中取
引の上海ゴムが軟化したこと受けて売りが優勢となり、一部限月はマイナスサイドに沈
んでいる。ＴＳＲ２０は出来ず。上海天然ゴム先物も出来ず。
　午前１１時４７分現在のＲＳＳ３号は前営業日比０．５円安〜３．５円高。活発限月
の６月限は同０．５円安の３４０．４円、期先２６年１２月限は出来ず、推定出来高は
８５枚（夜間取引含む）。

【６月限は一代の高値に接近】
　今日午前のＪＰＸゴムＲＳＳ３は、上海夜間が小じっかりと推移したことを受けて、
総じて堅調な展開となっている。活発限月の６月限は、３４２．０円まで水準を一時引
き上げ、１１月２８日に付けた一代の高値３４３．６円に接近した。ただ、中盤に入る
と、日中取引の上海ゴムが軟化したことを受け、小幅ながらマイナスサイドに沈んでい
る。
　６月限の３４０円超は、取組高の少ない価格帯であり、まとまった注文が持ち込まれ
ると、大きく値が飛ぶ可能性がある。現状、積極的に買い進む向きは見られないが、上
海高や円安などに振れと、買いが入りやすいので、一代の高値を更新することは、十分
予想される。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は総じて小高く、前営業
日比０．９セント安〜０．５セント高で推移している。
　上海ゴムは下落。午前１１時００分現在、指標限月の２０２６年５月限は、前営業日
比５０元安の１万５７００元で推移している。

MINKABU PRESS

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