13日の金相場は持高調整の動きを最優先した。12日に地政学リスクと米連邦準備 制度理事会(FRB)独立性を巡る懸念で急伸していたが、利食い売りが膨らんだ。イ ラン情勢はさらに緊迫化し、原油相場が急伸している。トランプ米大統領がイランと取 引がある国に25%の関税を課す方針を発表したことで、地政学環境の急変が警戒され ている。米国がイランに対する軍事オプションを選択する可能性もあり、イランは攻撃 を受ければ反撃を行うと警告している。高いレベルの先行き不透明感が維持されてお り、安全資産に対する投資ニーズは維持されやすい。 一方、FRBの独立性を巡る問題は、若干緊張感が和らいでいる。トランプ米大統領 は、パウエルFRB議長の刑事訴追の可能性について関与を否定している。実際のとこ ろは分からないが、議会でも共和党と民主党の双方から自制を求める声が聞かれ、実際 に司法省が刑事訴追に踏み切るのかは不透明感が強い。トランプ政権の一部の人が暴走 しているだけなのか、トランプ大統領の指示なのか、明確な判断を下せない状況にあ る。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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