CFTC大口投機資金動向(1/13時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における1月
13日時点の大口投機家の売り越しは479万6376枚となり、前週の443万
8246枚から拡大した。取組高合計は5019万6988枚となり、前週から55万
1623枚(1.1%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.2%減、債券
合計が0.6%増、為替合計が0.3%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
3.7%増、エネルギー合計は3.1%増、金属合計は4.0%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。
為替は手じまい売り、新規売りが出て買い越し(ドル売り)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米連邦準備理事会(FRB)の独立性の問題やイラン情勢による地政学的リ
スクが注目された。トランプ米大統領は16日、イラン指導部が15日に予定していた
800件以上の絞首刑を中止したとした。イラン情勢の行方を引き続き確認したい。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が4万5164枚売り越し(前週8815枚買
い越し)、ユーロは13万2656枚買い越し(同16万2812枚買い越し)、英ポ
ンドは2万5270枚売り越し(同3万0538枚売り越し)となった。ユーロは手じ
まい売り、新規売りが出て入って買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油がイラン情勢に対する懸念を受けて買い優勢となり、昨年10月
24日以来の高値62.36ドルを付けた。金は米連邦準備理事会(FRB)の独立性
の問題やイラン情勢による地政学的リスクを受けて買い優勢となり、史上最高値を更新
した。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が5万8128枚買い越し(前週
5万7352枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨーク
金は25万1238枚買い越し(同22万7632枚買い越し)に拡大、ニューヨー
ク・プラチナは1万7594枚買い越し(同1万8110枚買い越し)に縮小した。金
は新規買い、買い戻しが入り、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが3万3423枚売り越し(前週6万0112
枚買い越し)に転じ、大豆は5万8947枚買い越し(同10万4770枚買い越し)
に縮小した。コーン、大豆ともに手じまい売り、新規売りが出た。前週のコーンは、米
農務省(USDA)の需給報告で期末在庫量予測が予想以上に引き上げられたことを受
けて急落した。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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