シカゴコーン市況=期近の中心限月は小反落、リスク回避や小麦の軟調が重石

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2026/03    423.50      425.50      422.00      423.75      - 1.00
  2026/05    431.50      433.00      430.00      431.25      - 0.75
  2026/07    437.50      439.50      436.25      437.75      - 0.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       264,721       373,697       1,668,954 (+ 12,948)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(1月15日までの週)
 コーン:148万3622トン(前週改定値:150万3923トン)
 小 麦: 39万2611トン(前週改定値: 31万7964トン)
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*米気象庁発表の6−10日予報(1月26日−1月30日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。
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 コーンは小幅まちまち。期近の主要限月は小幅反落。終値の前日比は1.25セント
安〜1.25セント高。中心限月の3月限は前日比1.00セント安の423.75セ
ント。
 グリーンランドを巡る欧米対立激化や、ロシアでの小麦価格の下落が伝えられるな
か、小麦市場が軟調となったことが重石となった。ただ、米国のコーン輸出検証高は前
週を下回りながらも100万トンを上回る底堅さを見せていることが下支え要因となっ
た。
 3月限は423.50セントで取引を開始するとアジアの時間帯序盤に425.50
セントの高値を付けた。その後、しばらく423セント台で高下した後は値を落とし、
欧州の時間帯のほとんどは423.25セントを上値抵抗線とする低迷となり、この中
で422セントの安値を付けた。米国の時間帯を迎えると急浮上して425.50セン
トの高値に顔合わせすると転売に値を落とし、わずかながらマイナスサイドで取引を終
えた。
 米農務省(USDA)発表の1月15日までのコーン週間輸出検証高は148万
3622トンで前週の150万3923トンを下回った。一方の累計は2992万
4411トンで前年の1924万9525トンを約55%上回っている。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地南部では17日から18日にかけて前線が到来しており、中部では散発
的な降雨が見込まれる。結実期を迎えている大豆にとってこの雨は慈雨となるだろう。
南部から中部にかけての一部地域では乾燥傾向が強まっており、生育環境も悪化してい
る。
 アルゼンチン産地では、17〜18日にかけて前線が北に抜けたため、南部で降雨が
発生した地域は限られた。この地域ではかなり長い間、非常に乾燥した天気が続いてい
る。アルゼンチンの南半分は肥沃な穀倉地帯だが、土壌水分と作柄の低下が続いてお
り、コーン及び大豆の生産量が影響を受ける可能性がある。24〜25日にかけて南部
で散発的な降雨が発生する可能性があるが、雨量はおよびその範囲はごく限られるだろ
う。

 シカゴ小麦は反落。グリーンランドを巡り欧米の対立が激化するなか、米トランプ大
統領が欧州8か国に対する追加関税の発動を示唆するなか、この関税に小麦が含まれる
可能性が警戒され売り優勢となった。また、ロシア国内のトン当たりの小麦価格が24
年7月以来の水準で米国産を16ドル程度下回る1万3060ルーブル(約167
ドル)まで下落しているとSobEconが伝えたことも重石となった。
 中心限月の3月限は前日比7.75セント安の510.25セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは、17日から18日にかけて一時的に気温が低下したが、冬小麦に甚
大な影響を与えるには至らなかった。ただ23日には北極から寒気が南下し24〜25
日にかけて広い範囲で降霜や冬型の天気が広がる見込み。まとまった雪や凍結が見られ
る可能性もある。降雪は一部の冬小麦にとって厳しい冷え込みから冬小麦を保護すると
見られるが、この気温の低下により大きな被害が出るリスクがある。

今日の材料
・ブラジル産地南部・中部では前線が到来し慈雨が発生。
・ブラジル産地南部から中部の一部地域では乾燥傾向が強まり生育環境も悪化。
・アルゼンチン産地南部では土壌水分の乾燥が進み生育環境が悪化。
・アルゼンチン産地南部では24〜25日にかけて降雨が見込まれるも降雨範囲は
 限定的。
・米小麦産地では気温低下による被害発生の可能性が高まる。
・1月15日までのコーン週間輸出検証高は148万3622トンで前週の150万
 3923トンを下回る。

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