[今日の視点]貴金属=反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、反落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り
優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調
となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は200.58ドル
安の5382.03ドル、銀が398セント安の1万1576セント、プラチナが
136.28ドル安の2639.70ドル、パラジウムは88.44ドル安の
2001.85ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=153.08/10円で、前営業日の
大引け時点から0.05円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万7550円前後、銀は565.0円前後、プラチナ
は1万2550円前後、パラジウムは1万円前後。
【NY金は一代高値更新もドル安一服で上げ一服】
 金はきのうの海外市場では、イラン情勢に対する懸念などを受けて史上最高値を更新
したが、ニューヨーク市場ではドル安一服を受けて上げ一服となった。
 金はドル安一服をきっかけに利食い売りが出た。ホワイトハウス当局者は、米政府機
関を再び閉鎖する事態を回避するために、トランプ米大統領が共和・民主両党の議員と
取り組んでいると話した。移民法執行の制限案を議論する時間を確保するため、国土安
全保障省の予算について短期的なつなぎ措置が協議されている。ただ米上院は、202
6会計年度の予算案に関する動議を否決した。合意に至らなければ、政府は31日から
一部閉鎖を余儀なくされる可能性がある。
 ヘグセス米国防長官は、トランプ米大統領がイランについていかなる決断を下そう
と、米軍には実行する準備が整っていると述べた。米軍が中東地域に原子力空母「エイ
ブラハム・リンカーン」や複数の駆逐艦を派遣するなか、米大統領はこの日の閣議でヘ
グセス氏に現状について報告するよう要請した。ヘグセス氏は「イランは核開発を追求
するべきではない。大統領が期待するあらゆる任務を遂行する準備がある」と述べた。
一方、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」の海軍部隊は2月1〜2
日にホルムズ海峡で実弾射撃演習を行う。

 銀はきのうの海外市場では、史上最高値を更新したのち、ドル安一服や金の上げ一服
を受けて利食い売りが出た。
【NYプラチナは利食い売りが圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、イラン情勢に対する懸念を受けて押し目を買われ
たが、ドル安一服や金の上げ一服を受けて利食い売りが出た。
 プラチナはドル安一服や圧迫要因になった。米政府機関の一部閉鎖を回避するため、
歳出法案が協議されるなか、ドル安が一服した。ただ米上院は、2026会計年度の予
算案に関する動議を否決した。協議の行方を引き続き確認したい。

<今日の予定>
・労働力調査(失業率) 2025年12月(総務省)
・鉱工業生産指数 2025年12月速報(経済産業省)
・小売業販売額 2025年12月速報(経済産業省)
・ユーロ圏域内総生産 2025年10-12月期速報(EUROSTAT)
・ユーロ圏雇用統計 2025年12月(EUROSTAT)
・独消費者物価指数 2026年1月速報(連邦統計庁)
・米卸売在庫 2025年12月速報値(商務省)
・米生産者物価指数 2025年12月(労働省)
・米雇用コスト指数 2025年10-12月期(労働省)
・シカゴ購買部協会景気指数 2026年1月(シカゴ購買部協会)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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