29日の金相場は1日で500ドルを超える値幅を形成した。何か大きな売買材料が 浮上したわけではないが、この程度の値幅の値動きは想定しておく必要があるマーケッ ト環境になっている。過去最高値を更新したのは、引き続き安全資産としての買いだ。 トランプ政権の不確実性、米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任人事、米つなぎ 予算など、安全資産を買う理由はいくらでも見つかる状況にある。一方、高値から急落 したのは、単純な過熱感だ。先物市場では27日、28日と取組高が減少しており、活 発な売買が行われる一方で、資金引き揚げを進める動きも活発化している。30日引け 後にはCMEは証拠金率の引き上げも予定しており、先物市場の買いには一服感が目立 つ。このまま短期筋主導で値を崩すのか、現物需要の底固さから一気に高値更新が続く のかが焦点になる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。