【これからの見通し】高ボラティリティーが常態化、株高と円安の継続性はどうか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】高ボラティリティーが常態化、株高と円安の継続性はどうか

 足元のマーケットはリスク選好に傾いている。昨日発表された米ISM製造業景気指数(1月)が予想外に強い結果となり、景気拡大領域を回復したことがきっかけ。米株高とともに本日の東京・アジア市場にも株高の動きが波及している。日経平均は一時2000円超高となり、ザラ場での最高値を記録している。韓国株も半導体株主導で高騰している。円相場は、クロス円主導で円安に振れている。豪中銀の予想を上回るタカ派姿勢が豪ドル円の上昇につながった。一方、ドル円に関しては155円台後半からは上値が重くなっている。豪ドルやユーロなど各主要通貨に対して全般にドル売りが優勢となっているほか、円安局面では介入警戒感もあるようだ。

 また、先週末から週明けにかけての金・銀相場、原油相場などの急落からは足元の相場は落ち着きを取り戻しつつある。米つなぎ予算に関しては、先週末に期限切れとなっており、米下院でのつなぎ法案成立が待たれている。米雇用統計などの注目指標は週内の発表が見送られている。FRB人事に関しては、ウォーシュ氏指名と報じられているが、元理事時代でのタカ派姿勢が市場リスクとなっている。ただ、就任時から20年を経ており、タカ派一辺倒ではないとの見方も広がってきている。トランプ大統領からの発言は、多彩を極めており、連日違った話題が飛び出してくる。きわめて、不安定かつボラタイルな市場状況を象徴する存在になっているようだ。

 衆院選に関しては、足元での調査は与党勢力が大幅に過半数を上回るとの見方が優勢になっている。ただ、マスコミ調査ではわかりにくいSNS世代層の動きは読みにくくなっている。まだ、流動的とみておいた方が無難であろう。

 全般に高ボラティリティーが常態化しており、逐一の材料に敏感に反応する相場展開となっているようだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ消費者物価指数(1月)、トルコ生産者物価指数(1月)、フランス消費者物価指数(速報)(1月)、フランス財政収支(12月)、香港小売売上高(12月)、ブラジル鉱工業生産指数(12月)など。本日は主要な米経済指標の発表予定はない。

 発言イベント関連は、ECBユーロ圏銀行貸出調査が公表される。バーキン・リッチモンド連銀総裁、ボウマンFRB副議長などが講演、イベントに出席する。米主要企業決算では、AMD、メルク、ファイザー、テイクツー、ペプシコが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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