[今夜の視点]シカゴ大豆=3月限が前日高値を上抜けるか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は上伸。軟化する場面もあったが、3月限は午後から11ドル
台を再び回復している。
 後述するトランプ米大統領の中国に対する米国産大豆買い付け拡大要求が強気のイン
パクトとなっており、今夜は週間輸出成約高が高水準となれば、さらに買われる可能性
がある。差し当たり3月限は前日の戻り高値1115.25セントを上回るかどうかに
注目したい。
 ただ、より中長期的に見ると、これから大豊作のブラジル産の新穀の出回り時期を迎
えることになり、仮に中国が2000万トンの合意履行のため、米国産を買うにして
も、米国の穀物年度末の8月末までにシノグレーンとCOFCOの国有2社が政治的に
これから800万トン買い付けるのみとなり、他の民間企業は割安のブラジル産大豆な
どを買うのが現実的だろう。なお、同年度の中国の大豆輸入見通しは1億1200万ト
ン。
 前日のシカゴは期近から大幅続伸。トランプ米大統領がこの日の米中電話首脳会談
で、2025/26年度の中国の米国産大豆1200万トンの買い付け(すでに達成し
ている)を2000万トンに引き上げたい旨の提案をしたと自分のSNSに投稿したこ
とで噴き上げる展開となった。
 これに対する中国側の反応は報道されていないが、去年の合意後は、COFCOとシ
ノグレーンの国有2社がメインとなり、割高の米国産を買い付けて、民間業者は割安の
プラジル産などに食指を伸ばしている状況のため、新穀もブラジル産大豆が大豊作見通
しであることを考えると、仮に中国が合意しても、米国産を買い付けるのは前述の国有
2社が多分に政治的理由で買い付けることになりそうだ。

 3月限は1115.25セントまで噴き上げたが、引けは1092.25セントと大
きく上げ幅を縮小して、11ドル台を維持できなかった。

<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】 19:00 小売売上高 2025年12月(EUROSTAT)
【経済】 22:15 理事会結果公表(ECB)
◆ ドイツ ◆
【経済】 16:00 製造業受注 2025年12月(経済技術省)
◆ フランス ◆
【経済】 16:45 鉱工業生産指数 2025年12月(INSEE)
◆ イギリス ◆
【経済】 21:00 政策金利公表(BOE)
【経済】 21:00 金融政策委員会議事録 2月4日分(BOE)
【経済】 21:00 金融政策報告(BOE)
◆ アメリカ ◆
【経済】 22:30 貿易収支 2025年12月(商務省)
【経済】 22:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【農産】 22:30 週間穀物輸出成約高(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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