NY原油市況=大幅続伸、ホルムズ海峡閉鎖で供給ひっ迫が表面化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/04     76.15       82.16       74.97       81.01        + 6.35
  2026/05     74.61       79.47       73.79       78.64        + 5.18
  2026/06     72.79       76.14       71.95       75.52        + 3.76
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              3,448,911             2,039,732    ( - 12,659)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/04     361.43    +32.05
                            2026/05     323.78    +24.23
         改質ガソリン       2026/04     267.09    +15.60
                            2026/05     261.56    +12.66
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は大幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は5.18〜
6.35ドル高。その他の限月は1.18〜3.76ドル高。
 イラン戦争が続くなか、石油輸出の要所であるホルムズ海峡は閉鎖されたままで、供
給ひっ迫が世界に波及しつつある。世界第3位の石油消費国であるインドは、制裁のた
め海上で行き場を失っていたロシア産原油を輸入して一時的にしのぐとの報道はあるも
のの、中東産原油に頼るその他の消費国の代替先は見当たらず、上値追いが始まってい
る。
 トランプ米大統領は米アクシオスに対して「ハメネイ師の息子(モジタバ・ハメネイ
氏)は私にとって受け入れることができない」、「イランに協調や平和をもたらす人物
を望む」と述べた。有力な候補者であるモジタバ・ハメネイ氏は前最高指導者の方針を
継続するという。トランプ米大統領はイラン次期最高指導者の指名に関与する必要があ
るとの認識を示すなど、イラン戦争の終着点は見えない。
 トランプ米大統領はホルムズ海峡で米海軍がタンカーを護衛し、供給を維持する方針
であると発表したものの、クリス・ライト米エネルギー長官によると、石油タンカーは
この提案を拒否しているという。ただ、ロイター通信によると、原油価格の急騰を受け
て米財務省が何らかの措置を発表する可能性がある。
 時間外取引で4月限は上昇。通常取引開始後は82.16ドルまで急伸し、中心限月
として2024年7月以来の高値を更新した。ただ、引け後には80ドルの大台を下回
った。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は大幅高。世界的に供給がひっ迫している
ことが背景。
今日の材料
・ホメイニ師とハメネイ師の勇敢な子孫がイランで地上侵攻を待っている=ラリジャニ
氏
・迅速でクリーンな軍事的勝利のためのプランAは失敗=イラン外相
・プランBはさらに大きな失敗に=同上
・イスラエル・ファーストはアメリカン・ラストに=同上
・バーレーンの製油所にミサイル攻撃
・アゼルバイジャンにイランがドローン攻撃、イランはアゼルバイジャンからの地上侵
攻を威嚇か=報道
・米中央軍は内部でイラン戦争が9月まで続く可能性が高いと認識=米ポリティコ
・インド向けのロシア産原油はブレント原油よりも4〜5ドルのプレミアムで販売へ=
報道
・中国政府、国営石油会社に輸出停止を指示
・イスラエルはイランのクルド勢力に数ヶ月に渡って武器を供給=WSJ
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