貴金属は、総じて下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は64.37ドル安 の5083.27ドル、銀が5セント高の8223セント、プラチナが30.79ドル 安の2116.61ドル、パラジウムは28.40ドル安の1631.01ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.59/61円で、前営業日の 大引け時点から0.51円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万6780円前後、銀は420.0円前後、プラチナ は1万0600円前後、パラジウムは8500円前後。 【NY金は安全資産のドル買いが圧迫】 金はきのうの海外市場では、安全資産のドル買いを受けて売り優勢となった。 金は安全資産のドル買いが圧迫要因になった。イランは、イラクとクウェートの米軍 部隊に対するドローン攻撃を実施し、ペルシャ湾で石油タンカーを攻撃したと発表し た。また米国がスリランカ沖でイランの軍艦を魚雷で撃沈したことに対し、イランは報 復を約束した。イランは、湾岸地域一帯に新たなミサイル・ドローン攻撃を開始した。 アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、カタール、クウェートで攻撃が報告され た。一方、ヘグセス米国防長官は、数日内にイラン全域での制空権を握ると述べた。 イランでは、次期最高指導者を選出する権限を持つ「専門家会議」は、後任者を「で きるだけ速やかに」選出すべく取り組んでいる。死亡した最高指導者ハメネイ師の息子 であるモジタバ師が後継候補とみられている。トランプ米大統領は反対し、イランの指 導者選出に自らが関与する必要があると述べた。 米新規失業保険申請件数は前週から横ばいの21万3000件だった。市場予想は 21万5000件。申請件数は落ち着いた動きを維持しており、2月に入り解雇件数が 大幅に減少したことと合わせ、労働市場の底堅さが示された。今夜は2月の米雇用統計 の発表がある。 銀はきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。イランが米国に対する攻撃をエスカ レートさせる意向を表明し、安全資産としてドルが買われた。ドル高に加え、米国債の 利回り上昇も圧迫要因になった。 <今日の予定> ・独製造業受注 2026年1月(経済技術省) ・ユーロ圏域内総生産 2025年10-12月期確報(EUROSTAT) ・米雇用統計 2026年2月(労働省) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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