[今夜の視点]海外原油=続伸か、米財務省の直接介入は危険な賭け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.91ドル安の80.10ドルで推
移。本日これまでのレンジは78.24〜80.30ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。米国が発表する一連の原油高対策が意識されて時間外取引
では反落の動きとなっているが、ホルムズ海峡の封鎖で終わりの見えていない供給不足
に対して、有効な手立ては見当たらない。イラン戦争が終わり、ホルムズ海峡が正常化
しなければ、世界の石油在庫は取り崩しが続き、需要が痛めつけられて需給が均衡する
まで上昇が続く見通し。その均衡点を探るのが現在の相場である。
 米国は原油高対策の一環として、インドが制裁対象のロシア産原油を引き受けること
を一時的に容認すると発表しているほか、ロイター通信は米財務省がニューヨーク原油
先物市場に直接介入する可能性を報道している。米財務省が戦略石油備蓄(SPR)を
背にして売りを仕掛けるのだろうか。期近売り・期先買いというオペレーションも想定
されている。ほぼペーパー市場のニューヨーク原油が暴騰する世界の現物市場を抑制で
きるのか注目したいが、ニューヨーク原油4月限の取引最終日である今月20日に向け
て先物主導で相場を抑制しようとすると火に油を注ぐ可能性がある。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 国内総生産 2025年10-12月期確報(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 製造業受注 2026年1月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 小売売上高 2026年1月(商務省)
【経済】22:30 雇用統計 2026年2月(労働省)
【経済】3/7 00:00 卸売在庫 2026年1月確報値(商務省)
【経済】3/7 05:00 消費者信用残高 2026年1月(FRB)
【商品】3/7 05:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】3/7 00:00 Ivey購買担当者景況指数 2026年2月(RISB)
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