前週は70ドル台前半から90ドル台まで急伸する展開になった。イラン情勢の緊迫 化を受けて、供給不安の織り込みが優勢になった。ホルムズ海峡の原油流通が事実上停 止し、アジア向け供給量の急減が警戒されている。いつまで軍事衝突が続くのか分から ないとの不安心理が、原油高に直結している。イランは周辺国の米軍基地などにも攻撃 を行っており、高いレベルの先行き不透明感が広がっている。 今週もイラン情勢次第になるが、軍事衝突が続いた場合には、さらに上値を切り上げ る可能性がある。特にホルムズ海峡の封鎖が解消できない場合には、100ドル台まで 値が飛ぶ可能性も想定しておく必要がある。どこまでのリスクを織り込む必要があるの か、不透明感が強い。ただし、トランプ米大統領が原油高や株安を警戒して戦闘終結に 柔軟姿勢を見せると、急反落する可能性があることに注意が必要。イラン情勢の先行き 見通しは立たないだけに、上下双方に大きめのレンジを想定したい。 予想レンジは80〜100ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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