貴金属は、金が上昇して寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優 勢となろう。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となろう。プラチナ系貴金 属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の下落を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は12.17ドル高 の5133.57ドル、銀が101セント安の8320セント、プラチナが79.50 ドル安の2074.90ドル、パラジウムは40.34ドル安の1622.59ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.34/36円で、前営業日の 大引け時点から0.47円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万7250円前後、銀は422.0円前後、プラチナ は1万0700円前後、パラジウムは8500円前後。 【NY金は米雇用統計が支援】 金は前週末の海外市場では、米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少したこ とを受けて買い優勢となった。 金は米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少したことが支援要因になった。 2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数が9万2000人減少した。1月の 12万6000人増から反転し、予想外のマイナスとなった。失業率は4.4%と、1 月の4.3%から悪化した。またニューヨーク原油は、イラン戦争によるホルムズ海峡 封鎖で供給ひっ迫が懸念されるなか、2023年9月以来の高値92.61ドルを付け た。ただイランはホルムズ海峡について「封鎖しておらず、するつもりもない」とし、 米国とイスラエルに関係しない船舶の通過を認めることとした。ホルムズ海峡の状況と 原油の反応を確認したい。 イランの専門者会議で、新たな最高指導者にハメネイ師の次男モジタバ師が選出され た。トランプ米大統領はこれまでモジタバ師は受け入れられないとしており、米国とイ スラエルの反応を確認したい。イラン戦争長期化の見方から週明けはドル高に振れた。 銀は前週末の海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。週明けはド ル高を受けて戻りを売られた。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナは前週末の海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米雇用統計で非農業部門雇用者数が 予想外に減少した。労働市場の悪化を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げの見 方も出た。一方、イランの専門者会議で、新たな最高指導者にハメネイ師の次男モジタ バ師が選出された。イラン戦争が長期化するとの見方から、週明けはドル高に振れ、プ ラチナの戻りが売られた。 <今日の予定> ・国際収支(経常収支) 2026年1月(財務省) ・中国消費者物価指数 2026年2月(国家統計局) ・中国生産者物価指数 2026年2月(国家統計局) ・独鉱工業生産指数 2026年1月(経済技術省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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