[今日の視点]石油=暴騰へ、石油インフラも含めた見境のない応酬に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は暴騰へ。時間外取引でニューヨーク原油4月限は111.24ドルまで急
伸している。中心限月の2026年8月限は7000〜1万0000円高以上を想定す
る。30%の上昇で1回目のサーキットブレーカーが発動される。パニック的な新規買
いと買い戻しが殺到すれば、1万円を大幅に超える上昇も十分に有り得る。
 週末を経てイラン戦争は激化し、製油所や淡水化施設などインフラも標的となってい
る。対主要通貨でのドル高で、円相場が1ドル=158円半ばまで円安・ドル高推移し
ていることも支援要因。
 イスラエル軍はテヘラン北部の石油備蓄施設を攻撃した。イランはイスラエルのハイ
ファ製油所への攻撃で応戦している。水資源の乏しい中東の淡水化施設でも被害が発生
しており、攻撃に一切のためらいがなくなってきている。米国はUSSジョージ・H・
W・ブッシュも中東へ向かわせる見通しで、中東には3つの空母打撃群が終結すること
になる。新たなイラン最高指導者にはモジタバ・ハメネイ氏が指名された。トランプ米
大統領はこの最高指導者を受け入れないだろう。報道によると米国やイスラエルはイラ
ンでの地上戦を準備しているもようで、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると米
特殊部隊がイランの高濃度の濃縮ウランを強奪する案や、イランの石油基地であるカー
グ島(ハールク島)を制圧する案も検討されている。
 また、アゼルバイジャンがイランへの地上侵攻の入口となりうることから、アゼルバ
イジャンのバクー油田もいずれイランの標的となるだろう。ブラックロックの解約制限
も含めて、週明けの金融市場が大混乱することはおそらく避けられず、トランプ米大統
領は一方的に勝利宣言するとNYTが伝えているほか、事態を収拾する方法が見当たら
ないなかでイランに核兵器が投下されるリスクも一部では意識されている。ニューズウ
ィークによるとトランプ米大統領は罷免リスクに直面しているようだが、引くに引けな
い米国はどこまで突き進むのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比16.69ドル高の107.59ドル
で取引されている。本日これまでのレンジは98.00〜111.24ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2026年1月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2026年2月(財務省)
【経済】14:00 景気動向指数 2026年1月速報(内閣府)
【経済】15:00 景気ウォッチャー調査 2026年2月(内閣府)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2026年2月(国家統計局)
【経済】10:30 生産者物価指数 2026年2月(国家統計局)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2026年1月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【農産】3/10 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
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