[今夜の視点]海外原油=反発か、ホルムズ海峡の封鎖に終わりは見えず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比6.72ドル安の88.05ドルで推
移。本日これまでのレンジは84.43〜91.48ドル。
 今晩の海外原油は反発か。イランはホルムズ海峡の封鎖を継続しており、イラン革命
防衛隊(IRGC)は石油の輸出国と輸入国が米国とイスラエルの大使を追放しない限
り、この海峡を通過することはできないと警告している一方、トランプ米大統領は海峡
の正常化がなければより強力な攻撃を実施すると警告している。週明けで原油高は一巡
しているとはいえ、供給不足は続いている。
 イランのファズリ駐中国大使は対話再開への第1段階として「戦争を終結させ停戦を
実現し、米国とイスラエルがすべての軍事攻撃を即時停止すること」、第2段階として
「交渉の再開を巡って米国への信頼不足から困難であり、大国と国連安全保障理事会の
積極的な介入すること」、第3段階として「すべての国々が一丸となって一方的行為に
抵抗し、多国間主義を推進すべきこと」を条件として挙げているものの、トランプ米大
統領が率先して攻撃を停止するとは思えない。現時点で、米国は膨大な戦費を費やして
中東を破壊し、信頼を失っただけで、得るものもなく白旗をあげるなら、覇権国である
米国の終わりの始まりにもなりかねない。トランプ米大統領が得意とするTACO取引
を駆使するなら、米国にとって命取りだと思われる。米国に現実的な出口戦略はあるの
だろうか。
<今夜の予定>
◆ 中国 ◆
【経済】--:-- 貿易収支 2026年2月(税関総署)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2026年1月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 貿易収支 2026年1月(連邦統計庁)
◆ フランス ◆
【経済】16:45 国際収支 2026年1月(フランス銀行)
【経済】16:45 貿易収支 2026年1月(INSEE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:00 国内総生産 2025年10-12月期(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2026年2月(全米不動産協会)
【工業】3/11 05:30 週間石油統計(API)
【農産】3/11 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】3/11 01:00 農産物生産高(USDA)
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