[今日の視点]貴金属=軒並み下落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は47.35ドル安
の5144.25ドル、銀が244セント安の8518セント、プラチナが31.60
ドル安の2157.50ドル、パラジウムは35.39ドル安の1629.13ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.93/95円で、前営業日の
大引け時点から1.04円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万7480円前後、銀は420.0円前後、プラチナ
は1万1000円前後、パラジウムは8500円前後。
【NY金はドル高が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、ドル高を受けて売り優勢となった。
 金はドル高が圧迫要因になった。中東の紛争拡大でドルが安全資産として買われた。
ホルムズ海峡付近で船舶3隻に詳細不明の飛翔体が直撃したことが伝えられた。イスラ
ム革命防衛隊の広報担当者は、原油価格が1バレル=200ドルに達する覚悟をするよ
う警告した。同報道官は、イランは報復攻撃から敵国への継続的な攻撃に切り替え、米
国は原油価格をコントロールできなくなるだろうと指摘した。
 トランプ米大統領は、イランとの戦争に「われわれは勝利した」が、任務を完遂する
ために戦闘を続けると述べた。イランで「標的は実質的に何も残っていない」とし、戦
争は間もなく終結するだろうと述べていた。
 国際エネルギー機関(IEA)は、加盟国による4億バレルの戦略石油備蓄放出で合
意した。主要7カ国(G7)首脳は、湾岸地域における自由な航行を確保するため、船
舶の護衛の可能性を検討することで合意した。ホルムズ海峡の状況を引き続き確認した
い。

 銀はきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。中東の紛争拡大でドルが安全資産と
して買われた。国際エネルギー機関(IEA)は、加盟国による4億バレルの戦略石油
備蓄放出で合意した。しかし、原油の供給ひっ迫に対する懸念が強く、原油高となっ
た。
 中国汽車工業協会(CAAM)によると、2月の中国の自動車販売台数(輸出を含
む)は前年比15.4%減少で、2024年2月以来最大の下落率となった。輸出は増
加したものの、国内の販売は奨励措置の縮小で落ち込んだ。国内販売は34.2%減の
95万台。輸出は58%増の59万台だった。CAAMは「3月の輸出データはあまり
良くないのではないかと懸念している」とした。中東向けの輸出減少が懸念された。
<今日の予定>
・米新規失業保険申請件数(労働省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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