国際エネルギー機関(IEA)は過去最大となる4億バレルの石油備蓄放出を決定し た。詳細はまだ調整中だが、米エネルギー省は1億7200万バレルの備蓄放出を発表 している。ホルムズ海峡の封鎖で中東からの原油流通が滞る中、当面の供給不安緩和を 目指すことになる。こうした備蓄放出が原油価格を鎮静化させる効果は限定されるが、 イラン情勢の緊張緩和、ホルムズ海峡の封鎖解除といった動きと重なると、投機筋の買 いポジション整理を加速させる可能性はある。 一方、11日の原油相場が改めて買われたのは、根強い供給不安の影響だ。イランが ホルムズ海峡に機雷を敷設している可能性、さらにペルシャ湾内でイラン軍による船舶 への攻撃報告が相次ぐ中、中東からの原油供給安定化には、まだ不透明感が大きいと評 価されている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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