海外サマリー(20日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 4 4,574.9  - 30.8  シカゴ大豆  2026/ 5 1,161.25  - 7.25
NY銀     2026/ 5 6,966.4  -155.1  シカゴコーン 2026/ 5   465.50  - 4.25
NYプラ    2026/ 4 1,970.5  + 26.8  NY原油   2026/ 5    98.23   +2.68
NYパラ    2026/ 6 1,428.40 -10.60  ドル・円               159.28   +1.63
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は159円台前半まで急反発
 NY為替市場、ドル高が優勢となり、ドル円は159円台に戻す展開。原油が買い戻
されたことや、米国債利回りが急上昇し、ドル高に繋がった。今週のFOMCを受けた
直後では見られなかったが、20日はFRBの年内利上げ期待が台頭。短期金融市場で
は年内に50%の確率で1回の利上げを織り込む展開が見られていた。
 ただ、朝方にウォラーFRB理事のインタビューが伝わっていたが、「利上げの必要
はないと考えている」と述べていた。5月に新FRB議長にウォーシュ氏が就任するこ
とを考えても、現時点で利上げまで織り込むのは時期尚早との指摘も出ていた。
 ホルムズ海峡の再開が見えず、イランが協議に消極姿勢との報道や、米国がイランへ
の地上部隊派遣の可能性に向け準備しているといったニュースも流れ、中東情勢は依然
として混とんとしている。
 今週のFOMCを受けた直後では見られなかったが、本日はFRBの年内利上げ期待
が台頭。短期金融市場では年内に50%の確率で1回の利上げを織り込む展開が見られ
ている。世界的にインフレや中銀の利上げが警戒される中、ドルは急上昇した。
◎NY貴金属=プラチナを除き続落、米金利上昇・ドル高で買い続かず
 ニューヨーク金は続落、銀は大幅続落。
 金4月限は続落。時間外取引はドル高一服で買い優勢で推移。欧州時間の序盤に一時
130ドル以上の急反発を記録。欧州時間の中盤にかけて上げ幅を削ったが、55ドル
超の上げ幅を維持して推移。日中取引に入ると、急速に上げ幅を失った。イラン戦争が
報復合戦でさらに戦況が激しくなり、原油高が続き、インフレ懸念がさらに強まり、米
長期金利の上昇、ドル高を嫌気し、見切り売りが膨らんだ。中盤でいったん下げ渋り、
小幅に下値を切り上げた。しかし米国はイランへの地上部隊の派遣の準備を進めている
との報道があるなど、軍事攻撃は激しさを増す様相で原油価格の先高感が強まるなか、
米国株の続落もあり、投資家心理はさらに冷え込み、売り優勢も下げ幅を縮小して引け
た。
 銀5月限は大幅続落。時間外取引は反発し、欧州時間の中盤にかけて80セント超の
上げ幅を維持し、自律反発で推移。日中取引はドル高、金安と歩調を合わせ、下げに転
じ、7000セント割れとなった。安値を離れたが、7000セント割れで引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが軒並み反発、パラジウムは続落。
 プラチナ4月限は反発。時間外取引は一時2000ドル台を回復。2000ドル台は
維持できなかったが、16ドル超の上げ幅を維持し、1960ドル台半ばで小高く推移
した。日中取引に入ると、ドル高から金。銀が下げに転じたことにつれ安となった。
1900ドルが支持線となり、底堅さを示した。リスク回避の動きが強く、終盤は小安
く推移したが、引け前に戻り歩調となり、帳入値は2ケタ高。
 パラジウム6月限は続落。時間外取引は一時1500ドル台を回復するまで反発も買
いが続かず、小幅続落となった。日中取引は処分売り先行もようとなり、下げ幅を拡大
した。1400ドルが支持線になるなか軟調に推移も、引け前に下げ幅を縮小した。
◎LME=アルミ・銅が需要不安から続落、ニッケルが小反発
 アルミ3カ月物は続落。3255ドルで小反発で取引を開始。3299ドルまで上げ
幅を拡大したが、3300ドルが抵抗線となり戻り売りが優勢となった、前日、150
ドル近い下落となり、テクニカル要因の悪化もあり、あっさりと上げ幅を削り、マイナ
スサイドに軟化。欧米株の下落からリスク回避の動きが強まり、3200ドル割れまで
下落。安値を買い戻され、下げ幅を縮小し、3200ドル台を回復したが、軟調地合い
を払拭できずに引けた。
 銅3カ月物は大幅続落。1万2233ドルで反発して寄り付いた。1万2354ドル
まで上げ幅を拡大し、前日の高値1万2333ドルをわずかに上回ったが、イラン戦争
の長期化懸念で売り圧力が強く下げに転じた。1万2000ドル割れとなり、見切り売
りが増加もようとなり、1万1833ドルまで下落。前日の安値1万1754ドルまで
の下落にはならなかったが、原油高を背景に景気悪化シナリオで需要不安が強く、1万
2000ドル割れで引けた。
◎NY原油=期近から急伸、米国のイランへの地上部隊派遣検討の報で
 ニューヨーク原油は期近から急伸。
 米CBSが米国がイランへ地上部隊派遣の準備を行っていると報道したことで、再び
地政学的リスクの高まりから買われる展開。株式や他の商品がリスクオフの動きで売ら
れるなか、石油系だけが独歩高の様相となった。
 イランがクウェートの製油所を攻撃したことや、イラクが「フォースマジュール(不
可抗力宣言)」を外国石油企業によって開発されたすべての同国の油田に対して出した
ことも供給障害懸念を増大させた。
◎シカゴ大豆・コーン=反落、リスクオフの動きや中国の米国産大豆輸入激減で
 大豆は反落。
 米国がイランへの地上部隊派遣を検討していることが報じられたことで、リスクオフ
の動きから株安、石油以外の商品安の流れからシカゴ穀物も全面安となった。大豆も
16日の暴落後に続いた反動高がこの日は一服した。
 独自要因としては、米中首脳会談が延期されるなか、中国の貿易統計で、今年1〜2
月の同国の米国産大豆の輸入が前年同期比で約84%も激減していたことに圧迫され
た。アルゼンチン産大豆の作柄報告が改善したことも弱材料。
 コーンは反落。
 米国がイランへの地上部隊派遣を検討していることが報じられたことで、リスクオフ
の動きからシカゴ穀物全面安の値動きになったことにコーンも抗し切れなかった。とく
に小麦が2ケタ安の急落となったことが嫌気された。
 独自要因としては、この日国際穀物評議会(IGC)が2025/26年度の世界期
末在庫見通しをコーン、小麦ともに上方修正したことも圧迫材料。
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