[今日の視点]石油=下落を想定も、イラン戦争の雰囲気は末期的

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2026年8月限は1000〜2000円安程度を想
定する。トランプ米大統領がイランに最後通牒を突きつけており、ホルムズ海峡を開放
しなければ発電所を攻撃すると警告した。イランの原子力発電所が標的となる可能性が
ある。一方、イランは中東のエネルギー関連施設や淡水化施設などへの報復すると発表
しているが、ニューヨーク原油の上値は100ドル付近で引き続き抑えられている。円
相場は1ドル=159円前半で円安・ドル高推移。
 週末もイラン戦争を巡る報道が入り乱れたが、トランプ米大統領の発言にも混乱が見
られた。トランプ米大統領はイランとの停戦は望まないと述べた反面、軍事行動の縮小
を検討していると述べた。また、米アクシオスは米国の停戦計画を、アル・マヤディー
ンはイランの停戦計画を報じるなど、若干ではあるものの、終戦を意識させる兆候があ
った。ただ、直近ではトランプ米大統領がイランに最後通牒を突きつけており、雰囲気
は二転三転している。
 イラン革命防衛隊(IRGC)は防御態勢から攻撃態勢へ移行することを発表してい
る。米軍の拠点が引き続き稼働しているアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーン、ク
ウェートなどは引き続きイランの攻撃対象となっており、特にUAEのイランに対する
反感が強まっており、UAEの参戦を警戒しなければならない。イスラエルの対空防衛
能力がほぼ失われたもようで、イランの旧式のミサイルでさえ容易に着弾するようにな
っている印象だ。イスラエルの非公式の核開発拠点も攻撃対象となっている。また、米
軍や英軍の拠点であるディエゴ・ガルシア島に対して、イスラエルが偽旗作戦を実行し
た可能性がある。2000名超の米海兵隊員を乗せた強襲揚陸艦USSトリポリはすで
に中東付近に到着している可能性がある。イランは米国と対話する気は一切ないが、停
戦や和平を画策する国々が一段と強く介入しなければ、戦線が拡大すると思われる。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比1.10ドル安の97.13ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは96.75〜101.50ドル。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】06:45 国内総生産 2025年10-12月期(NZ統計局)
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 雇用統計 2026年2月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 機械受注 2026年1月(内閣府)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 3月8日-3月14日(財務省)
【経済】13:30 鉱工業生産指数 2026年1月確報(経済産業省)
【経済】15:30 総裁記者会見(日本銀行)
【経済】--:-- 金融市場調節方針公表(日本銀行)
【経済】--:-- 金融政策決定会合(日本銀行)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【朔望】10:24 新月 新月
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】22:15 理事会結果公表(ECB)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 雇用統計 2026年2月(国立統計局)
【経済】21:00 政策金利公表(BOE)
【経済】21:00 金融政策委員会議事録 3月18日分(BOE)
【納会】--:-- WTI原油 2026年4月限(ICE EUROPE)
◆ スイス ◆
【経済】17:30 政策金利公表(スイス国立銀行)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】21:30 製造業景況指数 2026年3月(フィラデルフィア連銀)
【経済】23:00 景気先行指数 2026年2月(カンファレンスボード)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【納会】--:-- コーヒー 2026年3月限(ICEUS)
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