[今日の視点]石油=大幅安へ、イラン戦争の停戦報道が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は大幅安へ。中心限月の2026年8月限は1000〜2000円安程度を
想定する。海外原油は反発したが、引け後に売りが強まっている。イスラエルのチャン
ネル12が、ウィトコフ米特使とクシュナー氏が策定を進めている仕組みに基づき、ま
もなくイランと米国の1カ月の停戦期間が発表されると報道した。米ニューヨーク・タ
イムズ(NYT)も、米国がイランに対し戦争終結のための計画を送付し、1ヶ月の停
戦を提案したと報道した。この計画では核能力の解体や制裁解除を含む15項目が提示
されている。
 イランは停戦報道を否定している。昨年の12日間戦争後の期間を利用して米国やイ
スラエルが再軍備を実行したように、おそらく今回も同様の結果になることから、イラ
ンが一時的な停戦を望むとは思えない。また、一時停戦の可能性を報道しているのはイ
スラエルと米国のメディアばかりだ。米国が提示したとされる戦争終結に向けた計画で
米国はほとんど譲歩しておらず、協議が行われるとしてもイランが受け入れる可能性は
低い。TACO関連報道が続いているといえる。米国やイスラエルの筋書きは、停戦の
可能性があったにも関わらずイランが頑なに受け入れず、ホルムズ海峡を実質的に封鎖
して世界を依然として混乱させているため、地上作戦の開始は致し方ないという流れを
作り出すためだろう。停戦報道で原油相場を押し下げることもできるため、一石二鳥で
ある。なお、イラン革命防衛隊(IRGC)は米軍の上陸を待っているという。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比3.15ドル安の89.20ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは87.80〜89.36ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者物価指数 2026年2月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 金融政策決定会合議事要旨公表 1月22-23日分(日本銀行)
【経済】14:00 景気動向指数 2026年1月改定状況(内閣府)
【経済】14:00 チェーンストア販売統計 2026年2月(日本チェーンストア協会)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【納会】--:-- バージガソリン 2026年4月限(東京商品)
【納会】--:-- バージ灯油 2026年4月限(東京商品)
【納会】--:-- バージ軽油 2026年4月限(東京商品)
【納会】--:-- 中京ローリーガソリン 2026年4月限(東京商品)
【納会】--:-- 中京ローリー灯油 2026年4月限(東京商品)
【納会】--:-- ゴムRSS3 2026年3月限(大阪取引所)
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2026年3月(ifo)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2026年2月(国立統計局)
【経済】16:00 小売物価指数 2026年2月(国立統計局)
【経済】16:00 生産者物価指数 2026年2月(国立統計局)
【納会】--:-- ロブスタコーヒー 2026年3月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:30 経常収支 2025年10-12月期(商務省)
【経済】21:30 耐久財受注 2026年2月速報値(商務省)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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