穀物4品見通し=コーンは底堅く推移か、USDA作付意向面積に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ大豆5月限は米中首脳会談が延期されたことで急落した後は1145セントを
支持線にしての高下が続いていた。米中首脳会談の5月開催が明らかになると米国の対
中大豆輸出量の増加が見込まれることが買い支援要因となり、1180セント近くまで
上昇している。
 一方で米国とイランの和平交渉が難航するとの懸念が浮上していることが上値抑制要
因。また、3月31日に発表される作付意向面積が2月に開催された米農務省(USD
A)年次農産物展望会議(アウトルック・フォーラム)で示されたように前年度からの
拡大見通しが改めて示されるようであれば、これも重石になってきそうだ。
 今月16日の急落で目先の売りを消化した感があり、ここからの下げ余地は限られそ
うだが、一方で作付意向面積でのサプライズが無ければ1180セントを超えてくる手
掛かりに乏しいのではないか。目先は1180セントを抵抗線としてのもちあいとなり
そうだ。
<コーン>
 シカゴコーン5月限は2月に開催された米農務省(USDA)年次農産物展望会議
(アウトルック・フォーラム)で今春の米国産コーンの作付面積の縮小観測が示されて
以降、値位置を切り上げた。3月に入ってからは昨年6月以来となる470セント台を
2度、記録している。今週に入ってからは460セントを支持線とするなど、底意の強
さも窺わせている。
 今春の米作付面積縮小観測に加え、サフリーニャコーンの生育期を迎えているブラジ
ルでの乾燥懸念、米産地での乾燥懸念を受けた小麦の堅調が、コーン市場の買い支援要
因となっている。これらの地域では30日の週も降雨による生育環境の改善が見込まれ
ていないだけに、引き続きコーン市場の買い支援要因になってくると見られる。USD
Aは3月31日に作付意向面積を発表するが、今春のコーン作付意向面積が2月のアウ
トルック・フォーラムと同様に縮小見通しが示されるようであれば、現在の水準を保っ
ての高値圏でのもみあいが想定される。
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