前週のトウモロコシ相場は横ばいの展開になった。原油相場が明確な方向性を打ち出 せない中、トウモロコシ相場も動意を欠いた。肥料や燃料コストの増加、作付け環境の 先行き不透明感はポジティブだが、月末に作付意向面積の発表を控えていることもあ り、積極的な売買は見送られた。大豆は1100セント台後半で小幅高になった。米中 大豆貿易の先行き不透明感から急落していたが、5月に米中首脳会談を開催する予定 が、相場を下支えした。ただし、積極的に上値を買い進むまでの勢いはなく、トウモロ コシ相場と同様に値動きは限定された。 今週も原油相場が明確な方向性を打ち出せない場合には、穀物相場もトレンドが定ま りづらい。徐々に作付け期の天候相場に移行するが、まだ原油相場の動向に対する関心 が高い。肥料や燃料価格の高騰が相場を下支えするが、一方的な展開にはなりづらい。 米農務省(USDA)の作付意向面積と四半期在庫が発表されることがイベントリスク になる。今季はトウモロコシから大豆への作替えの動きが想定されているが、肥料価格 の高騰がこの流れを加速させた場合には、トウモロコシ買い・大豆売りの裁定取引が行 われる可能性がある。ただし、無難な結果になれば、横ばいからじり高となった前週の 展開が踏襲されよう。 予想レンジは、トウモロコシが455〜475セント、大豆が1140〜1180セ ント。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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