前週は4200〜4600ドルのレンジで売買が交錯する展開になった。引き続きイ ラン情勢が注目されるが、先行き不透明感から明確な方向性を打ち出すことはできなか った。トランプ米政権がイランとの協議に前向きに転じていることは大きな変化であ り、下値はサポートされた。トランプ米政権はイランに対して停戦に向けた15項目の 計画を策定した模様だ。ただし、イランは協議そのものに否定的であり、実際に戦争が 終結に向かうのかは、予想困難な状態が続いている。米金利、ドルも一方的な展開にな らず、金相場は決め手を欠いた。 今週もイラン情勢を見ながらの展開になる。トランプ米大統領はイランのエネルギー 施設などに対する攻撃期限を4月6日に延期しており、当面はイランとの協議を優先す る方針とみられる。このため、米軍の大規模攻撃で中東情勢が極端に不安定化し、原油 相場の急伸から米金利上昇・ドル高が金相場を大きく下押しするリスクは限定される。 逆に一気に停戦合意に向かうことがなければ、原油相場が大きく値下がりし、米金利低 下が促されることもない。前週の取引レンジ踏襲を基本に、イラン情勢に大きな変化が みられるのかを見極める展開になろう。4月3日の米雇用統計などもイベントリスクと して注意が必要。200日移動平均線を維持できるかも重要。 予想レンジは4,200〜4,800ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。