円買いが継続、特にクロス円が下げ幅拡大 ユーロ円は183円台前半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
円買いが継続、特にクロス円が下げ幅拡大 ユーロ円は183円台前半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円買いが継続している。ドル円は東京午前に160円台半ば近くまで円安が進行したが、三村財務官がこれまでよりも語調を強めて円安けん制発言を行ったことで160円台を割り込んだ。市場では介入警戒感が広がっている。ロンドン時間にはやや値動きが鈍っているものの、本日の安値を159.50割れ水準まで広げている。一方で、ロンドン時間には有事のドル高の動きが再燃している。ユーロドルは1.15台割れへ、ポンドドルは1.32台前半へと下押しされており、並行してクロス円も下げが加速している。ユーロ円は183円台前半、ポンド円は211円台前半へと安値を更新している。中東情勢は依然として緊迫した状況が続いている。米国がイランのカーグ島を攻撃、地上戦も辞さない構えと報じられている。また、イスラエルによるイラン攻撃が継続するなかで、親イランのイエメンを拠点とするフーシ派勢力が紅海の封鎖やイスラエルへの攻撃を示唆している。NY原油先物は週明けに103ドル台まで急伸。足元では102ドル付近に高止まりしている。一方で、米株先物は小反発し、欧州株も売買が交錯するなど悲観一色とはなっていない。市場の関心は、やや政府・日銀による介入の可能性に移っている面も指摘される。

 ドル円は159円台後半での取引。東京朝方には有事のドル買い圧力を受けて、160.46付近まで高値を伸ばした。しかし、160円台では市場に介入への警戒感が高まりやすい。そのなかで、三村財務官が従来よりも語調を強めて円安の動きをけん制すると、160円台割れへと急落した。ロンドン時間にも安値を広げる動きが継続しており、一時159.49付近まで下落している。

 ユーロドルは1.14台後半での取引。有事のドル買いに下押しされつつも、買戻しが入る神経質な展開になっている。オセアニア取引開始時につけた1.1527付近を高値に1.15台割れとなったあと、東京午後には1.1520付近まで一時反発。ロンドン時間には再びドル買い圧力が広がり、本日の安値を1.1484付近に更新した。ユーロ円は終日軟調に推移している。東京早朝の184.62付近を高値に、ロンドン市場では183.30付近へと安値を広げてきている。対ポンドでは前週末終値付近での揉み合いが続いている。

 ポンドドルは1.32台前半での取引。ユーロドルとともに振幅している。ロンドン朝方の1.3283付近を高値に足元では安値を1.3225付近へ更新しており、ドル買いが優勢。ポンド円は円買い圧力が継続している。東京朝方の212.90付近を高値に足元では安値を211.08付近に更新している。ユーロポンドは0.8657から0.8688までのレンジで揉み合っており、方向性に欠けている。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

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