株価指数先物【寄り前】 5万1000円固めの動きが意識されやすい

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 51100 -950 (-1.82%)
TOPIX先物 3513.0 -42.0 (-1.18%)
シカゴ日経平均先物 51115 -935
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 30日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。トランプ米大統領がイランに提示した和平案を巡り「イランが大半に合意した」と述べたほか、「イランと真剣な協議を行っている」と自身のSNSに投稿した。停戦に向けた協議進展が期待されて買いが入り、NYダウの上げ幅は一時450ドルを超えた。ただ、米国防総省がイランで地上作戦の準備を進めているとの報道や、原油価格が高止まりで推移していることが重荷となり、次第に伸び悩んだ。

 NYダウ構成銘柄ではセールスフォース、トラベラーズ、ウォルト・ディズニー、アメリカン・エキスプレス、プロクター・アンド・ギャンブルが買われた。半面、キャタピラー、シスコシステムズ、エヌビディア、メルク、アップルが軟調。そのほか、マイクロン・テクノロジーやブロードコムなど半導体株の下落が目立ち、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数)の下落率は4%を超えている。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比935円安の5万1115円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比30円高の5万2080円で始まった。その後はロング優勢のなかで、5万2340円まで買われた。しかし、米国市場の取引開始後は軟化し、中盤にかけては5万1500円~5万2000円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを下抜け、5万0930円と5万1000円を割り込む場面もみられ、日中比950円安の5万1100円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まりそうだ。ナイトセッションで5万0930円まで売られる場面もみられたが、日中につけた安値(5万0480円)は割り込まなかったことで、5万1000円固めの動きが意識されやすいだろう。下向きで推移するボリンジャーバンドの-1σ(5万2230円)と-2σ(5万円)とのレンジ推移になろうが、5万1000円水準で底堅さがみられるようだと、ショートを仕掛けにくくさせそうである。

 中東情勢を巡る不透明感から積極的なロングは手控えられそうだが、-2σに接近する局面でショートが強まるようだと、その後のカバーを狙った押し目待ちのロングに向かわせそうだ。また、週足も+1σ(5万2090円)と-2σ(5万円)とのレンジでの推移が見込まれるため、オプション権利行使価格の5万1000円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万円から5万2000円のレンジを想定する。

 30日の米VIX指数は30.61(27日は31.05)に低下した。一時29.33まで低下する場面もみられたが、上向きで推移する+2σ(31.43)に沿ったトレンドを形成している。+3σ(34.88)や3月9日につけた35.30が引き続き意識されることで、リスク回避姿勢がくすぶっている状況であろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.64倍に低下した。14.52倍まで下げ、200日移動平均線(14.53倍)を割り込む場面がみられた。その後はアドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが下落幅を縮めたこともあり、リバランスの動きになった。ただ、SOX指数の下落率が4%を超えていることもあり、NTショートに振れやすくなりそうである。

株探ニュース

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