【通貨別まとめと見通し】ポンド円 ユーロ円同様に週明けに変化

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【通貨別まとめと見通し】ポンド円 ユーロ円同様に週明けに変化

先週から昨日までのまとめ
3月23日から週末にかけて、ポンド円は 212.00 円から 213.30 円付近の極めて高い水準で堅調に推移していた。しかし、ユーロ円同様、3月30日(月)に大きな調整局面を迎えた。

動向のまとめ:
週前半は、英国の根強いインフレ圧力を背景に英中銀(BoE)による高金利維持観測が支えとなり、円売り・ポンド買いが加速。3月26日には 213.31 円の直近高値を記録した。転換点は3月30日の欧州時間。日本の年度末(3月31日)に向けた本邦企業や機関投資家による「リパトリ(外貨資産の円還元)」が強まり、ポンド円は急落。高値 212.90 円付近から、一時は 210.25 円(30日23時)まで約 2.6 円幅の暴落を演じた。

テクニカル分析
レジスタンス1:211.35 円(急落時の揉み合い水準)
レジスタンス2: 212.00 円(心理的節目・20時間移動平均線付近)
サポート1: 210.30 円(今週の暫定安値)
サポート2: $209.50$ 円(3月初旬のサポートライン)

RSI (14時間足):  約 42.5
急落時に $30$ 付近まで低下したが、現在は $40$ 台まで回復。売られすぎの状態からは脱したが、依然として調整の範囲内にある。

MACD MACD 線:-0.28、シグナル線:-0.15。
依然としてマイナス圏でデッドクロス状態を維持している。ただし、ヒストグラムの陰線が縮小し始めており、底打ちの兆候(ゴールデンクロスへの準備)が見られる。

トレンド:短期的には「急落後の自律反発局面」。30日の暴落で上昇トレンドラインを一度割り込んだが、31日未明の $210.25$ 円を底に、現在は $210.80$ 円付近まで値を戻している。

今週のポイント:

【メインシナリオ】新年度入りに伴う反発・上昇
3月31日で年度末の円買い需給が終了し、4月1日の新年度入りとともに、再び日英金利差を意識した円売りが再開される。

想定レンジ: 210.50 円 ~ 212.80 円

戦略: 210 円台後半での固めを確認後、押し目買い。212 円台の定着を目指す。

【対抗シナリオ】リスクオフによる二番底模索

米雇用統計の悪化や、中東情勢などの地政学リスクを嫌気して円買いが再燃。自律反発が 211.30 円付近でブロックされる展開。

想定レンジ: 209.00 円 ~ 211.50 円

戦略: 210.25 円を明確に割り込んだ場合、売り追随。210.00 円の節目や 209 円台前半までの調整を警戒する。

今週の主な予定と結果

英国
03/30 17:30 消費者信用残高 (2月) 結果 19.0億ポンド 予想 18.3億ポンド 前回 18.0億ポンド 
03/30 17:30 マネーサプライM4 (2月) 結果 0.6% 前回 -0.1% (前月比)
03/30 17:30 マネーサプライM4 (2月) 結果 3.6% 前回 3.0% (前年比)
03/31 15:00 ネーションワイド住宅価格指数 (3月) 予想 0.1% 前回 0.3% (前月比)
03/31 15:00 ネーションワイド住宅価格指数 (3月) 予想 0.9% 前回 1.0% (前年比)
03/31 15:00 実質GDP(確報値) (2025年 第4四半期) 予想 0.1% 前回 0.1% (前期比)
03/31 15:00 実質GDP(確報値) (2025年 第4四半期) 予想 1.0% 前回 1.0% (前年比)
03/31 15:00 経常収支 (2025年 第4四半期) 予想 -24.0億ポンド 前回 -121.0億ポンド 
04/01 17:30 製造業PMI(購買担当者景気指数・確報値) (3月) 予想 51.4 前回 51.4 


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