【本日の見通し】トランプ大統領のイランからの撤退方針でドル高一服

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】トランプ大統領のイランからの撤退方針でドル高一服
   
 トランプ大統領がイランからの撤退方針を示した。イランとの合意がなくても撤退する意向を示したことで、ドル売りが進み、ドル円は158円台へ落としている。フーシ派の参戦、イランとの地上戦の可能性などで106ドル台まで上昇したNY原油先物が一時100ドルを割り込むなど、米軍撤退に向けた動きがドル高・原油高の一服につながっている。ただ、NY原油が安値から買い戻されるなど、警戒感は根強い。
  
 この後も神経質な動きが続く可能性がある。NY市場で159.70円台から158.60円台へ下げた局面では、ある程度振幅を交えつつ、上値を切り下げる形で下がっており、買いポジションの整理が進んでいない状況での動きとなっている。この後もドル円は戻りで売りが出る可能性が高い。ただ、一気の下げにも警戒感がある。ユーロドルなどでのドル売りの勢いにもよるが、じりじりと158.00円を試す展開が見込まれる。
  
 ユーロドルは1.14台半ばでの推移から1.15台半ばを超えてきた。物価高によるECBの利上げ期待からのユーロ買いを、有事のドル買いが上回る展開が続いていたが、有事のドル買いが緩んだことで、ユーロ高が進みやすい地合いとなっている。1.1600ドルに向けた動きが期待されるが、ドル円同様に一気の動きではなく、ある程度上下の動きを交えながらの動きとなりそう。
  
 ポンドドルも対ドルで売りが出る場面が見られたが、NY午前の時間帯に一気に売られる荒っぽい展開が見られた。実需に絡んだ大口のポンド売りが入ったとみられる。その後反発を見せるなど、ドル高一服の影響が出ているが、ユーロドルに比べると不安定な動きか。1.31ドル台後半では買いが出る展開で、急落前の高値1.3260ドル台がターゲットとなりそう。
  
 クロス円はドル主導で方向性のはっきりしない展開が続くとみられる。ユーロ円は183円台を中心とした推移か。ドル円の下げが一気に進むようだと売りが出そう。
  
 ポンド円はポンドドルの急落時に209.60円台まで売りが出た。ドル円の下げもあって、その後の戻りも鈍く、上値の重さが見られる。210.50円前後が重くなった印象。
  
MINKABUPRESS 山岡

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