[今日の視点]貴金属=総じて上昇、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は116.74ドル
高の4674.08ドル、銀が330セント高の7529セント、プラチナが
47.30ドル高の1958.00ドル、パラジウムは54.28ドル高の
1485.62ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.73/75円で、前営業日の
大引け時点から0.98円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万4550円前後、銀は350.0円前後、プラチナ
は9830円前後、パラジウムは7200円前後。
【NY金は戦争終結期待が支援】
 金はきのうの海外市場では、戦争終結期待を受けて買い優勢となった。
 金は戦争終結期待が支援要因になった。イランのペゼシュキアン大統領は「戦争終結
に必要な意思はある」が、「とりわけ侵略の再発防止に不可欠な保証」など、一定の条
件が満たされるよう求めると述べた。トランプ米大統領は「われわれは間もなく撤退す
る」と述べ、2〜3週間以内になる可能性があるとした。ただイランの精鋭部隊「イス
ラム革命防衛隊(IRGC)」は、イランに対する攻撃への報復として、4月1日以
降、マイクロソフト、米アルファベット傘下のグーグル、アップルなど中東地域にある
米企業を標的にする方針を表明した。
 2月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は688万2000件と前
月から35万8000件減少した。市場予想は691万8000件だった。労働市場停
滞の原因として、トランプ米大統領の貿易・移民政策による不確実性が指摘された。一
方、3月の米消費者信頼感指数は91.8と前月から小幅上昇し、市場予想の88.0
も上回った。予想外に上昇したが、ガソリン価格の高騰と関税コストの転嫁の継続を背
景に、1年後のインフレ期待は5.2%と前月の4.5%から大幅に上昇し、2025
年5月以来の高水準となった。
 銀はきのうの海外市場では、戦争終結期待や金堅調を受けて買い優勢となった。
【NYプラチナは戦争終結期待や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、戦争終結期待や金堅調を受けて買い優勢となっ
た。
 プラチナは戦争終結期待や金堅調が支援要因になった。トランプ米大統領の発言を受
けて戦争終結期待が高まった。ヘグセス米国防長官は対イラン戦争について今後数日が
決定的になるとし、イランが合意しなければ紛争は激化すると警告した。
<今日の予定>
・短観 概要及び要旨 3月調査(日本銀行)
・中国製造業購買担当者景況指数 2026年3月(RatingDog)
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年3月確報(Markit)
・ユーロ圏雇用統計 2026年2月(EUROSTAT)
・全米雇用報告 2026年3月(ADP)
・米製造業景況指数 2026年3月(ISM)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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