株価指数先物【引け後】 トランプ氏発言で一変、下へのバイアスが強まる

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 52420 -1680 (-3.10%)
TOPIX先物 3620.5 -72.0 (-1.94%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比1680円安の5万2420円で取引を終了。寄り付きは5万4290円と、シカゴ日経平均先物(5万4235円)にサヤ寄せする形で、買いが先行した。直後につけた5万4370円を高値に、5万4000円~5万4370円辺りで保ち合いを継続。ただし、前場中盤辺りから下へのバイアスが強まり下落に転じると、前場終盤にかけて節目の5万3000円を割り込んだ。後場に入っても下げ止まらず、終盤にかけて5万2360円まで下落幅を広げる場面もみられた。

 買い先行で始まった日経225先物は、日本時間の午前10時頃から予定されていたトランプ米大統領の米国民に向けたテレビ演説に関心が集まるなか、前場中盤までは25日移動平均線(5万3850円)を上回って推移し、ショートカバーを誘う流れをみせていた。だが、演説からはイランとの戦闘終結に向けた進展がみえず、原油先物価格が1バレル=104円台に上昇したことで、ロングの解消に向かわせたようだ。さらに、75日線(5万3370円)も割り込んだことで、ショートを誘う形になったとみられる。

 週足では13週線(5万4290円)と26週線(5万1980円)とのレンジ内で推移しており、前日の大幅上昇に対する反動安の範囲ではある。しかし、NYダウ先物、ナスダック100先物は大きく下落して推移している。今晩の米国市場でトランプ氏の演説が嫌気されるようだと、日経225先物は一昨日の上昇分を帳消しにする可能性があろう。

 米国市場は3日がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場となるほか、3月の米雇用統計が発表される。そのため、2日はリスク回避姿勢を強める形で持ち高調整の売りが出やすい状況になりやすく、市場心理を神経質にさせそうだ。もっとも、トランプ氏の演説に対する反応が限定的となればショートカバーを誘う可能性もあるため、まずは米国市場の反応が注目されそうだ。

 なお、日足ではボリンジャーバンドの-1σ(5万2080円)に接近してきた。終日下落基調が続いていたことでロング解消が進んだ一方で、ショートに傾いている需給とみられる。米国市場が落ち着いた動きをみせれば、同バンドからのリバウンドを狙った、押し目待ちのロングが入りやすいとみておきたい

 NT倍率は先物中心限月で14.47倍(1日は14.65倍)に低下した。トランプ大統領の演説を受けてインデックス売りが集中する形になり、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が日経平均型を押し下げた。200日線(14.54倍)を割り込んでおり、NTショートに振れやすくなりそうだ。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が3万8091枚、ABNクリアリン証券が2万3708枚、バークレイズ証券が1万9274枚、モルガンMUFG証券が6921枚、JPモルガン証券が6853枚、ゴールドマン証券が6789枚、ビーオブエー証券が5550枚、みずほ証券が4182枚、BNPパリバ証券が2881枚、ドイツ証券が2621枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が3万4690枚、ABNクリアリン証券が2万5697枚、バークレイズ証券が1万8683枚、JPモルガン証券が1万2364枚、モルガンMUFG証券が1万1049枚、ゴールドマン証券が4321枚、シティグループ証券が3462枚、ビーオブエー証券が3304枚、サスケハナ・ホンコンが3211枚、BNPパリバ証券が2814枚だった。

株探ニュース

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