【本日の見通し】グッドフライデーで欧米は休場、米雇用統計の発表は在り、波乱含み 昨日はトランプ大統領の対イラン軍事作戦 (オペレーション・エピック・フューリー: Operation Epic Fury) についての演説を受けてドル高が強まった。イラン紛争終結に向けた具体的な発言を市場は期待しており、演説前にNY原油が下げるなどの動きが見られた。大統領からは「主要な戦略目標はほぼ達成」「イランでの任務の完了が目前に迫っている」など早期終結を示唆する発言があった一方、「今後2-3週間、これまで以上に激しい攻撃を加える。彼らを本来ふさわしい場所、石器時代へ戻してやる」、合意に至らない場合は「イラン国内のすべての発電所や石油輸出拠点を同時に、かつ徹底的に叩く」など攻撃激化の方針が示された。米軍撤退に向けた具体的な計画も見られず、演説後は有事のドル買いが広がった。 海外市場でもドル高の流れが続き、ドル円は一時159.74円を付けた。東京市場では159.50円前後が重くなるなど、上値追いには慎重な姿勢も見られたが、ドル高の地合いが継続する中でゆっくりと上値を試す展開となった。NY原油先物が一時113.97ドルまで上昇するなど、ドル高原油高の流れが強まった。 ユーロドルが1.1509ドルを付けるなど、ドルはほぼ全面高。ユーロドルが安値からいったん1.1560ドル台まで反発するなど神経質な動きも見られたが、流れはまだドル高と見られる。 ただ、今日はグッドフライデーで欧米市場をはじめ世界の多くの市場が休場。来週月曜日もイースターマンデーで休場となる。参加者が極端に少なく、いったん動きが落ち着く可能性が高い。ただ、米国に関しては連邦政府の休日ではないため、米雇用統計などは発表される。市場参加者が極端に少ない中での発表だけに、注意が必要。 ドル円は159円台を中心とした推移が見込まれるが、雇用統計前後の荒っぽい動きには要注意。可能性が高いわけではないが、薄い中で日本の通貨当局によるドル売り介入などが入ると、相当の混乱が見込まれる点も意識しておきたい。 ユーロドルは1.15台中心の推移が見込まれる。1.14台でのユーロ売りには少し慎重。ただ、こちらも米雇用統計などの指標結果や、イラン紛争の状況変化で流れが変わる可能性がある点には注意。 ポンドドルは1.31台後半から1.32台後半にかけてのレンジ取引が見込まれる。英国の早期利上げ期待がやや後退しており、売りが出やすい地合いとなっているが、英国市場が休場の中、今日の動きは限定的と見られる。 ユーロ円はドル円の上昇もあって、ややしっかりした動き。この後も183円台半ば近くでは買いが出る展開を見込んでいる。ただ、ドル主導の動きだけに、クロス円の動きはやや不安定で、185円を試すだけの勢いも見られず。ポンド円は211.00円を挟んでの推移となっている。こちらもやや堅調な動きを見せているが、ユーロ円同様に積極的な上値追いにはなりにくい。 MINKABUPRESS 山岡
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