[4月6日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 2 月限 3 月 30 日〜 4 月 3 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 23,515 25,277 ( 2) 23,235 (30) 24,893 +1,295 銀 344.6 344.6 (30) 344.6 (30) 344.6 0.0 プラチナ 9,424 10,070 ( 3) 9,074 (30) 9,956 +522 パラジウム 7,200 7,300 ( 1) 7,200 (30) 7,300 +100 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 2 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 6) 4,679.7 +155.4 | ドル・円 159.61 0.04 円高 銀 ( 5) 7,292.4 +312.8 | 日経平均 53,123.49 -249.58 プラチナ ( 7) 1,983.2 +96.1 | NY原油 ( 5) 111.54 +11.90 パラジウム ( 6) 1,507.40 +101.30 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 2日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】 プラチナはイラン戦争の終結期待も米国の停戦案が拒否され、もみ合い、とした。 プラチナはイラン戦争の終結期待が支援要因になったが、トランプ米大統領の演説で 終結期待が後退し、上げ一服となった。ただホルムズ海峡の解放期待を受けて押し目を 買われた。現物相場は3月20日以来の高値2003.10ドルを付けたのち、上げ一 服となった。プラチナ先限は3月23日以来の高値1万0070円を付けた。一方、パ ラジウムの現物相場は3月18日以来の高値1517.56ドルを付けた。 トランプ米大統領は国民向け演説でイランの作戦で「中核的な戦略目標」はほぼ達成 したと述べた。また今後2〜3週間で激しい攻撃を実施し、イランを石器時代に戻すと した。ただ戦争終結の時期を明示しなかった。ホルムズ海峡については、紛争が終われ ば自然と開通するとの見方を示した。英国が呼びかけた有志国によるオンライン会合 で、ホルムズ海峡の安全確保に向けた対応が協議された。欧州の当局者は、イランに海 峡開放を促すために利用できる外交的・経済的選択肢などについて議論したという。一 方、イランはホルムズ海峡の船舶の航行を監視するためにオマーンと協定案を策定して いる。イランのガリババディ外務次官は「当然ながら制限を意味するものではなく、船 舶の安全な通航を促進し、より良いサービスを提供することを目的としている」と述べ た。 2月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は688万2000件と前 月から35万8000件減少した。事前予想は691万8000件だった。労働市場停 滞の原因として、トランプ米大統領の貿易・移民政策による不確実性が指摘された。一 方、3月の米消費者信頼感指数は91.8と前月から小幅上昇し、事前予想の88.0 も上回った。予想外に上昇したが、ガソリン価格の高騰と関税コストの転嫁の継続を背 景に、1年後のインフレ期待は5.2%と前月の4.5%から大幅に上昇し、2025 年5月以来の高水準となった。2月の米小売売上高は前月比0.6%増加し、7カ月ぶ りの大きな伸びとなった。事前予想は0.5%増。3月の米ISM製造業購買担当者景 気指数は52.7と前月の52.4から小幅上昇し、約4年ぶりの高水準となった。た だ中東紛争を背景に工場の仕入れ価格を示す指標が約4年ぶりの高水準となり、サプラ イヤーの納入遅延が長期化した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、金融政 策は「良い位置」にあるとし、イラン情勢がどのように経済やインフレに影響するか見 極めるために様子見姿勢を取ることが可能との見解を示した。 【欧米のプラチナ・パラジウムETF残高が減少】 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、1日のロンドンで10.75トン(前 週末10.89トン)、2日のニューヨークで39.09トン(同39.37トン)に 減少、1日の南アで5.03トン(同5.03トン)と変わらずとなった。またパラジ ウムETFの現物保有高はロンドンで4.78トン(同4.79トン)、ニューヨーク で16.97トン(同17.15トン)に減少、南アで0.66トン(同0.66ト ン)と変わらずとなった。イラン戦争見極めで欧米のプラチナ・パラジウムETF(上 場投信)残高が減少した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告に よると、3月24日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは1万 6198枚(前週1万6898枚)に縮小、パラジウムの売り越しは1242枚(同 185枚)に拡大した。 【中国の製造業PMIは好調も先行き不透明感が強い】 中国国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と なり、12カ月ぶりの高水準となった。需要回復が背景にある。事前予想の50.1も 上回った。節目となる50を3カ月ぶりに超えた。前月は49.0だった。ただ中東紛 争を背景としたエネルギー価格の急騰と成長リスクの高まりで先行き不透明感が強い。 サービス業と建設業を含む非製造業PMIは50.1と前月の49.5から上昇した。 3月のレーティングドッグ中国製造業PMIは50.8となり、節目となる50を4カ 月連続で上回った。生産と新規受注の増加が続いた。ただ価格上昇圧力が急激に強まっ たことも示された。前月は52.1、事前予想は51.6。レーティングドッグ中国サ ービス業PMIは52.1と前月の56.7や事前予想の53.7を下回った。一方、 中国外務省は31日、中国の船舶3隻がホルムズ海峡を通過したと明らかにした。中国 船籍の液化石油ガス(LPG)タンカーと中国遠洋運輸集団(コスコ・グループ)のコ ンテナ船2隻が通過したと伝えられている。 当面の予定(イベント・経済統計) 6日 ●豪州、欧州(イースター・マンデー)、中国、香港(清明節)、南ア 米非製造業景況指数 2026年3月(ISM) 7日 全世帯家計調査・消費支出 2026年2月(総務省) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年3月確報(Markit) ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2026年3月確報(Markit) 8日 国際収支(経常収支) 2026年2月(財務省) 政策金利公表(NZ準備銀行) 独製造業受注 2026年2月(経済技術省) ユーロ圏小売売上高 2026年2月(EUROSTAT) ユーロ圏生産者物価指数 2026年2月(EUROSTAT) 米FOMC議事録公表 3月17-18日(FRB) 9日 独貿易収支 2026年2月(連邦統計庁) 独鉱工業生産指数 2026年2月(経済技術省) 米国内総生産 2025年10-12月期確報値(商務省) 米個人所得・支出 2026年2月(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米卸売在庫 2026年2月確報値(商務省) 10日 企業物価指数 2026年3月(日本銀行) 中国消費者物価指数 2026年3月(国家統計局) 中国生産者物価指数 2026年3月(国家統計局) 独消費者物価指数 2026年3月確報(連邦統計庁) 米消費者物価指数 2026年3月(労働省) 米消費者信頼感指数 2026年4月速報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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