株価指数先物【寄り前】 ニュートラルに近づけつつスキャルピング中心のトレード

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 53960 +420 (+0.78%)
TOPIX先物 3689.0 +37.5 (+1.02%) 
シカゴ日経平均先物 54000 +460
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 6日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米国やイラン、複数の仲介国が停戦条件について協議していると報じられた。トランプ米大統領は会見で、「イランとの停戦に向けた交渉はうまくいっている」と話したことで、協議が進展するとの期待から買いが優勢になった。ただ、トランプ大統領は交渉期限を過ぎても合意に至らなければすべての橋と発電所を破壊する意向を示しており、混乱が長期化するとの警戒感も根強いなかで上値は限定的だった。

 NYダウ構成銘柄ではボーイング、アメリカン・エキスプレス、シスコシステムズ、ホーム・デポ、ユナイテッドヘルス・グループが買われた。半面、アムジェン、セールスフォース、ジョンソン・エンド・ジョンソン、IBM、ハネウェル・インターナショナルが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比460円高の5万4000円だった。6日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比420円高の5万3960円で始まった。5万4190円まで買われた後は上げ幅を縮め、米国市場の取引開始後は5万3630円~5万3930円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけてはレンジを上向ける形から5万4000円台を回復する場面もみられ、日中比420円高の5万3960円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日中取引で75日移動平均線(5万3500円)を突破して終えており、ナイトセッションでは下向きで推移する25日線(5万3510円)を上回っての推移となった。両線が位置する5万3500円処が支持線として意識されるなかで、ボリンジャーバンドの+1σ(5万4720円)とのゾーンに入ってくるかが注目される。

 25日・75日線とのデッドクロスが迫るほか、ボリンジャーバンドのバンドは収れんしているため、煮詰まり感が意識されやすい。支持線を割り込んでくるようだと、-1σ(5万2300円)、-2σ(5万1090円)辺りに向けたショートを誘う可能性があるだろう。一方で、+1σに向けたロング優勢の流れでは、+2σ(5万5930円)が射程に入ってきそうだ。

 トランプ大統領がイランに提示している攻撃猶予の期限である、米東部時間4月7日午後8時(日本時間8日午前9時)に向けて、協議の進展がみられるかを見極めたいところであろう。米メディアでは米国やイラン、複数の仲介国が45日間の停戦条件について協議していると報じたようである。ポジションをニュートラルに近づけるほか、スキャルピング中心のトレードに向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の5万3000円から5万5000円でのレンジを想定する。

 米VIX指数は24.17(2日は23.87)に上昇した。ただ、前週後半に割り込んだ25日線(25.42)に上値を抑えられているため、リスク回避姿勢は強まらないだろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.66倍(3日は14.56倍)に上昇した。朝方は14.51倍に低下する場面もみられたが、その後はアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を中心に買われて日経平均型を牽引した。足もとで200日線(14.55倍)を割り込んだこともあり、リバランスの動きが入った形だろう。-1σ(14.65倍)と-2σ(14.52倍)とのレンジが意識されそうだ。

株探ニュース

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