[今日の視点]石油=上昇へ、協議開始の条件が整う兆候は見られず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2026年8月限は1400〜1700円高程度を想
定する。ニューヨーク原油は中心限月である当限が水準を切り上げたほか、当限以降の
限月のほうが堅調だったことが国内市場を押し上げるだろう。ニューヨーク原油の逆ザ
ヤはやや後退している。円相場は1ドル=159円後半で推移し、前日水準とほぼ変わ
らず。
 イラン戦争の停戦に向けて、米国は15項目の要求を突きつけている一方、イランは
10項目を要求しているが、報道を見る限り双方の主張は水と油のようで、混じり合っ
て協議が始まりそうな兆候はない。イランが拒否している一時停戦を仲介国が求めてい
ることも的はずれな印象が強く、衝突の長期化を警戒すべきだろう。イランはホルムズ
海峡の航行を正常化させる方針であり、供給は多少回復しそうだが、中東のリスクプレ
ミアムは今後も相場を支えそうだ。逆ザヤがやや解消されつつあり、根強い先安観が後
退に向かっていると思われることも支援要因。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.62ドル高の113.03ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは112.51〜113.19ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2026年2月(総務省)
【経済】14:00 景気動向指数 2026年2月速報(内閣府)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年3月確報(Markit)
【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2026年3月確報(Markit)
◆ アメリカ ◆
【経済】4/8 04:00 消費者信用残高 2026年2月(FRB)
【工業】4/8 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】23:00 Ivey購買担当者景況指数 2026年3月(RISB)
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