株価指数先物【引け後】 +2σ突破から+3σが射程に入る

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 56430 +2850 (+5.31%)
TOPIX先物 3788.0 +124.5 (+3.39%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比2850円高の5万6430円で取引を終了。寄り付きは5万5990円と、シカゴ日経平均先物の清算値(5万3960円)を大きく上回る形でギャップアップから始まった。現物の寄り付き直後には5万6530円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は5万5710円まで利食いに押される場面もみられたが、前場終盤にかけては再びロングが優勢となり、後場は5万6200円~5万6400円辺りでの推移が続いた。現物の引け間際には5万6550円まで買われており、朝方につけた日中高値を更新している。

 トランプ米大統領が停戦交渉の期限を目前にして、イランへの攻撃を2週間停止すると発表。これを受けてNY原油相場が一時1バレル=94ドル台に急落し、日経225先物はショートカバーを強め、一気にボリンジャーバンドの+2σ(5万6010円)を捉える上昇となった。買い一巡後に+2σを下回る場面もみられたが、ヘッジ対応の動きもあって押し目待ちの買い意欲は強く、前場中盤以降は同バンドを上回っての推移をみせている。

 日経225先物はギャップアップで始まり、その後は5万6000円を上回って高値保ち合いが続いた。NY原油先物は95ドル台、NYダウ先物が1000ドル高、ナスダック100先物は800ポイント高で推移している。今晩の米国市場がこの流れのまま強いリバウンドをみせてくると、上昇を織り込んでいる東京市場でもロングを誘発させ、ショートカバーが入りやすいだろう。

 +2σ突破から+3σ(5万7250円)が射程に入ってくるため、過熱感は警戒されやすい。ただし、バンドは拡大に転じてきたことで、上向きで推移する+2σを支持線としたトレンドが意識されそうだ。週足では13週移動平均線(5万4710円)を一気に上抜け、+1σ(5万6550円)水準を捉えている。+2σ(5万8390円)が射程に入ってくる可能性はありそうだ。

 引き続きイラン情勢を巡る動きに注意しつつ、今後2週間程度は落ち着いた値動きが期待されそうだ。テクニカル面では過熱感が警戒されてこようが、ショートからのエントリーは控えておきたいところであり、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.89倍(7日は14.62倍)に切り上がった。インデックスに絡んだ商いが集中しており、アドバンテスト<6857>[東証P]と東京エレクトロン<8035>[東証P]の2社で日経平均株価を1000円超押し上げている。一気に25日線(14.77倍)や75日線(14.82倍)を突破してきたことで、リバランスが強まりやすいだろう。75日線辺りでの底堅さがみられてくるようだと、2月戻り高値の15.26倍辺りが射程に入りそうだ。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万2889枚、ソシエテジェネラル証券が1万7084枚、バークレイズ証券が1万0938枚、野村証券が4427枚、ゴールドマン証券が3633枚、サスケハナ・ホンコンが3498枚、JPモルガン証券が2470枚、モルガンMUFG証券が2443枚、BNPパリバ証券が1877枚、SBI証券が1837枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が3万2555枚、ABNクリアリン証券が2万7592枚、バークレイズ証券が2万1799枚、JPモルガン証券が8234枚、モルガンMUFG証券が7653枚、ゴールドマン証券が4856枚、BNPパリバ証券が4400枚、シティグループ証券が2833枚、ビーオブエー証券が2731枚、サスケハナ・ホンコンが2330枚だった。

株探ニュース

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