一時停戦を受けた有事のドル買い巻き戻しが一巡、足元は様子見=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル売りが一服。東京市場から続いた急激なドル安の流れがいったん落ち着き、足元ではややドルの買い戻し(ショートカバー)が入っている。東京早朝の米国とイランが「2週間の一時停戦」で合意したとの報道を受け、市場はリスク選好に大きく傾斜、有事のドル買いに対する巻き戻しが一気に進んだ。しかし、ロンドン時間に入ると初期反応は概ね消化され、次第に次の材料待ちの様相となっている。ドル指数は急落後に下げ渋り、オプション市場でもドル高ヘッジ需要が後退するなど、過度な警戒感は和らぎつつある。為替市場では、ドル円が158.05付近まで下押しした後に158.50前後まで買い戻されている。ユーロドルは1.1709まで急伸後に1.1670近辺まで小反落、ユーロ円は185円前後での揉み合いに落ち着いている。周辺市場では欧州株が急伸して取引を開始し、独DAX指数は一時5%高、原油急落を受けたインフレ懸念の後退から英10年債利回りが20bp低下するなど、欧州債利回りも急低下している。このあとのNY時間帯に想定されるトランプ大統領のSNS発信やNY後半の米FOMC議事録(3月17日-18日開催分)の公表を控えて、待ちの姿勢となっている。 ドル円は158円台前半での取引。東京早朝に159.71付近を高値に一気に159円割れへと下落した。米国とイランが「2週間の一時停戦」で合意したとの報道で有事のドル買いが急速に巻き戻された。その後も上値重く推移し、ロンドン早朝にかけては158.05付近まで安値を広げた。しかし、158円の大台割れには至らず、ロンドン時間には一時158円台半ばまで下げ渋っている。 ユーロドルは1.16台後半での取引。東京早朝の1.1590付近を安値に、一時停戦報道を受けて1.17手前水準まで急伸した。その後も底堅く推移し、ロンドン早朝には高値を1.1709付近に伸ばした。足元では1.16台後半に高止まりしている。ユーロ円は東京午前に185.55付近まで買われたあとは、上値を抑えられている。東京午後には184.81付近まで下押しされた。その後は下げ一服となり185円台を回復して現在に至っている。対ポンドではユーロは軟調に推移している。 ポンドドルは1.34台前半での取引。東京早朝の1.3287付近を安値に、一時停戦報道を受けて1.34台乗せへと急伸した。その後も底堅く推移して、ロンドン朝方には高値を1.3446付近に伸ばした。足元でも1.34台前半に高止まりしている。ポンド円は前日比円安水準で神経質に上下動。東京早朝の212.09付近を安値に、ロンドン市場では高値を212.98付近へと伸ばしてきている。ユーロポンドは0.8728付近から0.8693付近へと終日軟化してきている。この日は原油安・株高とリスク選好の動きが広がっており、ポンド相場は、リスク感応度の高さが買いを誘っているようだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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