海外サマリー(8日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 6 4,777.2  + 92.5  シカゴ大豆  2026/ 5 1,162.00   +3.75
NY銀     2026/ 5 7,538.5  +339.8  シカゴコーン 2026/ 5   447.25   -1.75
NYプラ    2026/ 7 2,067.5  +119.6  NY原油   2026/ 5    94.41  -18.54
NYパラ    2026/ 6 1,601.40 +144.80 ドル・円               158.58   -1.01
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は一時157円台後半まで上昇
 NY為替市場は、米国とイランの2週間の停戦合意が決定したことでドル安となっ
た。円高の動きも加わり、ドル円は一時157円台後半まで下落する場面が見られた。
ただ、後半は158円台半ば〜後半で推移。
 株高・原油安が強まるなど、市場はひとまず安堵感に包まれている。ただ、警戒感が
完全に払しょくされたわけではない。2週間の停戦で、今後に和平協議が行われる中、
しばらくは市場のボラティリティが高い状態が予想されるとの声も出ている。11日か
らパキスタンのイスラマバードで両国の協議が行われるようだ。米国側からは、ウィト
コフ特使、クシュナー氏に加えて、バンス副大統領も出席を予定。
 停戦を巡る不確実性は依然として高く、ホルムズ海峡が開放されても、世界の石油・
天然ガス市場の混乱を解消するには数カ月かかる可能性があるとの指摘も出ている。
 一方、停戦を受けてFRBが年内に利下げに踏み切る可能性があるとの見方が再浮
上。FRBの金融政策に対する市場の見方は、紛争が始まって以来著しく変動。紛争前
は年内に複数回の利下げを想定していたが、紛争を受けたエネルギー高で、その後に利
上げの可能性を織り込む形に急変していた。ただ、現状は利下げが全面的に織り込まれ
ている状況ではない。
◎NY貴金属=軒並み上昇、米イランの停戦合意で
 ニューヨーク金は急伸、銀は急反発。
 金6月限は急伸。時間外取引は、トランプ米大統領がイランとの2週間の停戦に合意
したと表明したことを受けて急伸した。ただイスラエルが停戦合意にはレバノンの親イ
ラン武装組織ヒズボラは含まれていないとし、先行き懸念が残った。欧州時間に入る
と、上げ一服となった。日中取引では、ドル安一服を受けて利食い売りが出た。
 銀5月限はドル安や金急伸が支援要因になったが、日中取引でドル安一服に上値を抑
えられた。
 プラチナ系貴金属(PGM)は、急反発。
 プラチナ7月限は急反発。時間外取引は、米イランの停戦合意を受けて急伸した。イ
スラエルに対する懸念が残ったが、欧州時間に入ると、買い戻し主導で上値を伸ばし
た。日中取引では、ドル安一服を受けて上げ一服となった。
 パラジウム6月限はドル安や他の貴金属の急伸が支援要因になったが、日中取引でド
ル安一服に上値を抑えられた。

◎LME=アルミは米国とイランの停戦で小反落、銅・ニッケルは大幅反発
 アルミ3カ月物は小幅反落。3450ドルと反落して取引を開始。米国とイランが2
週間の停戦合意したことで、中東地域からのアルミ供給引き締まり観測が和らいだこと
が重石となった。アジア株高に支えられてアジアの時間帯は3480ドルを支持線とし
て下げ渋ったが、欧州の時間帯にかけて一段と値位置を切り下げ、一時3443ドルの
安値まで下落。安値で買い戻された後も3475ドルが抵抗線として意識されるなか引
けにかけてジリ安となり、この日の安値圏で取引を終えた。
 銅3カ月物は大幅反発。米国とイランが2週間の停戦で合意したことが好感されて
1万2506ドルで上放れて取引を開始。その後もアジア株高を映した買いが入って
値位置を切り上げ1万2600ドル台に浮上。アジア株式市場では半導体や人工知能
(AI)関連銘柄に買いが目立ったうえ、欧州株も堅調となったことで1万2755.
50ドルの高値まで浮上。高値を離れた後も1万2600ドル台後半を維持する堅調な
値動きの後、1万2700ドル台に上げ幅を拡大して引けを迎えた。
◎NY原油=暴落、米国とイランの停戦合意発表で
 ニューヨーク原油の期近2限月は暴落。
 イランと米国の2週間にわたる一時停戦合意が発表されたことが相場を強く押し下げ
た。パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、パキスタン政府の仲介によって、米国、
イラン、そして両国の同盟国がレバノンを含むあらゆる場所での停戦に合意したと発表
した。両国の停戦協議はパキスタンのイスラマバードで10日から始まる見通し。
 ただ、アラブ首長国連邦(UAE)やクウェートがイランを攻撃したとみられている
なか、イランのラヴァン島にある製油所で爆発が発生したほか、イスラエルが停戦合意
に違反してレバノンに大規模な空爆を実施するなど、停戦はまだ始まっていない。ロイ
ター通信によると、イランは協議開始を控えた9日か10日にホルムズ海峡を限定的か
つ管理された形で開放する可能性があり、この海峡の航行はまだ回復していない。米ウ
ォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、イランがホルムズ海峡の通過について
1日あたり12隻に限定し、通行料を徴収するとも報道している。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて反発、コーンは揃って続落
 大豆は総じて反発。
 米国とイランの停戦合意が好感されて買い優勢となった。9日には米農務省(USD
A)の月例需給報告の発表を控えているため、全体的には模様眺めの雰囲気が強いなか
限られたレンジ内での高下にとどまった。
 コーンは揃って続落。
 9日に米農務省(USDA)の月例需給発表を控えるなか玉整理基調が強まるなか、
米産地での降雨を受けて小麦が大きく値を落としたことが重石となり、売り優勢となっ
た。

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