株価指数先物【引け後】 ショートを仕掛けてくる局面ではその後のカバー狙い

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 56310 -120 (-0.21%)
TOPIX先物 3752.5 -35.5 (-0.93%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比120円安の5万6310円で取引を終了。寄り付きは5万6540円と、シカゴ日経平均先物の清算値(5万7075円)には届かったものの、やや買いが先行して始まった。直後に5万6750円まで上げ幅を広げた後は利益確定に伴うロングの解消が入り、前場中盤にかけては5万5950円まで売られた。ただ、下へのバイアスは強まらず、前場中盤以降は5万5950円から5万6200円辺りで保ち合いを継続。後場に入り5万5880円まで下げ幅を広げたが、終盤にかけてはショートカバーが入る形で5万6420円まで下げ幅を縮める場面もみられた。

 8日取引終了後のナイトセッションで一時5万7350円まで買われ、ボリンジャーバンドの+3σ(5万7680円)に接近してきたことで過熱感が警戒されてくる水準だった。前日に5%を超える急騰をみせたこともあって、利食いが入りやすいところでもある。ただ、11日に予定される米国とイランの和平協議を前にショートを仕掛けてくる動きも限られ、一時5万5880円まで下げたものの、終盤にかけての持ち直しにより、+2σ(5万6320円)水準で終えている。

 米国とイランの間で合意された停戦に対し懐疑的な見方があり、原油先物価格が1バレル=97ドル台と高止まりで推移していたほか、為替市場でもドル買い優勢で円安に振れて推移していたことで、短期的にショートに向かわせた可能性があろう。とはいえ、11日に米国とイランの直接協議を控えるなかでは積極的なショートは手控えられやすく、売り一巡後はカバーに向かいやすいとみておきたい。

 +2σはナイトセッションで5万6490円に切り上がっており、抵抗線として意識される可能性はありそうだ。そのため、+1σ(5万5070円)とのゾーンを想定しておきたいところである。また、今晩の米国では米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視している2月の個人消費支出(PCEコア)の発表が控えており、金利の先行き見通しへの思惑が相場に影響を与えることもありそうだ。

 明日は週末要因もあって積極的な売買は手控えられるほか、11日の停戦協議に向けてオーバーウィークのポジションは手控えられるだろう。そのため、スキャルピング中心のトレードとなるなかで、短期的にショートを仕掛けてくる局面では、その後のカバー狙いのスタンスで対応したい。

 NT倍率は先物中心限月で15.00倍(8日は14.89倍)に上昇した。+1σ(14.91倍)を上抜けており、+2σ(15.05倍)に接近している。2月25日につけた15.26倍や1月29日の15.31倍辺りが射程に入ってきたため、NTロングに振れやすくなりそうだ。本日はアドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]は反動安となったが、指数インパクトとしては3社で156円程度であり、前日の急伸に対する反動安の範囲内である。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4848枚、ソシエテジェネラル証券が9427枚、バークレイズ証券が7778枚、サスケハナ・ホンコンが2802枚、ゴールドマン証券が2034枚、野村証券が1613枚、日産証券が1078枚、JPモルガン証券が1062枚、UBS証券が953枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が2万1541枚、ABNクリアリン証券が1万8626枚、バークレイズ証券が1万5191枚、モルガンMUFG証券が7059枚、JPモルガン証券が5682枚、ゴールドマン証券が3813枚、ビーオブエー証券が2611枚、サスケハナ・ホンコンが2518枚、シティグループ証券が1498枚、ドイツ証券が1053枚だった。

株探ニュース

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