[今日の視点]石油=下落へ、和平合意は米国の譲歩次第

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2026年9月限は300〜500円安程度を想定す
るが、下げ幅は広がらないだろう。11日からパキスタンのイスラマバードで米国とイ
ランの停戦協議が始まるなか、警戒感が根強いと思われる。円相場は1ドル=159円
ちょうど付近で円売り・ドル買いが優勢。
 停戦協議に向けて、米国は15項目、イランは10項目を要求している。イスラエル
はレバノン南部への攻撃を続けているが、一時停戦は一応成立しており、双方がどこま
で妥協し、落とし所が見つけられるのかどうかが焦点である。
 イラン戦争が始まる前、米国とイランの核開発協議はイランの大幅な譲歩によって前
進していたと思われる。イランが高濃縮ウランを国外へ一部搬出すること、残りの濃縮
ウランの希釈、国際的な濃縮コンソーシアムへの参加、国際原子力機関(IAEA)に
よる監視強化を受け入れるとの報道があったが、米国とイスラエルが攻撃を開始し協議
をまたしても破綻させたことでイランの譲歩は期待できなくなった。むしろイランが強
気にホルムズ海峡の管理や、世界的に認められている核開発を主張する可能性が高く、
米国が大幅に譲歩しなければ和平合意は成立しないだろう。神経質な週末となりそう
だ。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.43ドル高の98.30ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは98.02〜98.50ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 企業物価指数 2026年3月(日本銀行)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2026年3月(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2026年3月(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2026年3月(国家統計局)
【経済】10:30 生産者物価指数 2026年3月(国家統計局)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2026年2月(トルコ統計機構)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2026年3月確報(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【納会】--:-- ガスオイル 2026年4月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2026年3月(労働省)
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2026年4月速報値(ミシガン大)
【商品】4/11 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2026年3月(カナダ統計局)
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