日中取引開始後、原油の2026年9月限は7万9560円まで下落し、夜間取引の 安値を一時下回った。ただ、その後は下げ幅を縮小している。 本日は3月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。総合・前年比の市場予想は +3.4%となっており、大幅に加速する公算だ。3月末のガソリン小売価格は1ガロ ンあたり4.126ドルと、2月末から25%ほど上昇しており、エネルギー価格を中 心に物価は上振れする見通し。エネルギー高による物価上昇の波及は今のところ限定的 だろうが、今週末に和平合意が成立しホルムズ海峡が解放されるにしても、世界的なエ ネルギー供給網の正常化が期待できるのはタンカーの往復期間を考慮すると6月ごろで あり、物価の上振れは避けられないのではないか。急激に減少した世界の石油在庫が回 復するまでの期間は石油価格が高止まりしやすく、インフレ懸念が早々に落ち着くとは 思えない。インフレ見通しは金融市場を不安定化させるリスクがある。 原油8月限の予想レンジは8万0200円から8万1200円、ガソリン先限は 11万0000円から13万0000円、灯油先限は10万0000円から11万 0000円。 MINKABU PRESS
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