[今日の視点]貴金属=金が反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反落して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて
堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は14.19ドル安
の4800.82ドル、銀が6セント安の7927セント、プラチナが11.60ドル
高の2115.60ドル、パラジウムは20.67ドル安の1562.00ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.88/90円で、前営業日の
大引け時点から0.11円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万5300円前後、銀は399.5円前後、プラチナ
は1万0680円前後、パラジウムは8000円前後。
【NY金は利食い売りが圧迫】
 金はきのうの海外市場では、米イランの協議再開が待たれるなか、利食い売りが出
た。
 金は利食い売りが圧迫要因になった。トランプ米大統領は、イランとの紛争が間もな
く終結する可能性があり、今後「素晴らしい2日間」を迎えるという認識を示した。米
国とイランは停戦について2週間の延長を検討していると伝えられたが、ホワイトハウ
スのレビット報道官は、米国は停戦延長を正式に要請していないとした。一方、イスラ
エルは米国とともにイランへの攻撃停止に加わったが、レバノンで親イランのイスラム
教シーア派組織ヒズボラへの攻撃は続けており、和平に向けた動きを複雑にしている。
 3月の米輸入物価指数は前月比0.8%上昇した。市場予想の2.0%上昇を下回る
伸びにとどまったものの、中東紛争による原油価格の上昇とサプライチェーンの混乱に
より、輸入インフレ圧力が強まる傾向が続いている。米クリーブランド地区連銀のハマ
ック総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が金利を変更する差し迫った必要性はないと
考えているものの、今後は利下げと利上げ双方の可能性があると述べた。
 銀はきのうの海外市場で、ドル安を受けて押し目を買われたが、金の上げ一服に上値
を抑えられた。
【NYプラチナはドル安が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安を受けて押し目を買われたが、金の上げ一
服に上値を抑えられた。
 プラチナはドル安が支援要因になった。トランプ米大統領は、イランとの紛争が間も
なく終結する可能性があり、今後「素晴らしい2日間」を迎えるという認識を示した。
米国とイランの交渉再開に対する期待感を受けてドルは小幅安となった。
<今日の予定>
・中国国内総生産 2026年1-3月期(国家統計局)
・中国小売売上高 2026年3月(国家統計局)
・中国鉱工業生産 2026年3月(国家統計局)
・英貿易収支 2026年2月(国立統計局)
・英鉱工業生産指数 2026年2月(国立統計局)
・ユーロ圏消費者物価指数 2026年3月確報(EUROSTAT)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米製造業景況指数 2026年4月(フィラデルフィア連銀)
・米鉱工業生産・設備稼働率 2026年3月(FRB)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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