前週は90ドル台での乱高下を経て、80ドル台前半まで旧楽する展開になった。4 月11日の米国とイランの協議は決裂し、一時100ドル台中盤まで急伸した。しかし、 その後は改めて2回目の協議を模索する動きが強まったことで戻りを売られ、逆に90ド ル台を割り込む展開になった。17日にはイランがホルムズ海峡の開放を表明したこと で、さらに大きく値下がりした。依然としてホルムズ海峡からの流通は滞っており、各 国の原油・石油製品の需給は引き締まっている。しかし、マーケット全体がイラン戦争 の終結期待を織り込む動き強める中、原油相場は下値模索の展開になった。 今週も戻り売り優勢の地合が想定される。イラン情勢は依然として不安定であり、特 にホルムズ海峡の開放が確立するのかは不透明感も強く、突発的な急伸リスクを残す。 イラン戦争終結に向けた、米国とイランの動向にも注意が必要。現物需給は引き続きひ っ迫化しており、供給不安は深刻化している。ただし、米国とイランがこのまま戦争終 結に向けた協議を進め、ホルムズ海峡の流通が回復に向かうのであれば、原油相場はリ スクプレミアムの剥落を進める展開になり、80ドル割れが打診されよう。 予想レンジは、72.00〜92.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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