前週は390円を挟んでやや上値の重い展開になった。明確な売買テーマを設定でき ていないが、イラン戦争の終結期待が高まっていることもあり、合成ゴムの供給不安緩 和が、ゴム相場の上値を圧迫し始めた。まだホルムズ海峡の封鎖は続いており、各国で 合成ゴムの供給に混乱がみられる。このため天然ゴムに代替需要が発生しやすい環境に 変化はみられない。しかし、マーケット全体がイラン戦争の終結期待を織り込んでいる ことが、ゴム相場にも調整売りを誘った。 今週も持高調整が中心の展開になりやすい。依然として合成ゴムの供給不安は強いた め、突発的な上昇リスクを残す。各種の合成ゴム製品の供給が滞っている。一方で、マ ーケットはイラン戦争の終結を先行して織り込んでおり、この地合が引き継がれると調 整売りが膨らみやすくなる。また、産地がこれから生産期に向かうことが重視された際 にも、上値を圧迫されよう。 予想レンジは375〜395円。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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