[4月20日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 2 月限 4 月 6 日〜 4 月 10 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 24,777 25,495 ( 8) 24,384 ( 6) 25,060 +167 銀 343.6 365.0 ( 8) 343.6 ( 6) 365.0 +20.4 プラチナ 9,956 10,631 (10) 9,614 ( 8) 10,380 +424 パラジウム 7,500 7,500 ( 6) 7,500 ( 6) 7,500 +200 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 17 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 6) 4,879.6 +92.2 | ドル・円 159.44 0.18 円安 銀 ( 5) 8,184.2 +536.2 | 日経平均 58,475.90 +1551.79 プラチナ ( 7) 2,141.7 +76.5 | NY原油 ( 5) 83.85 -12.72 パラジウム ( 6) 1,600.80 +60.60 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 17日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】 プラチナは米国とイランの停戦協議を確認、とした。 プラチナは米イランの停戦協議決裂を受けて急落したが、米軍がホルムズ海峡を封鎖 したことや協議再開が検討されると押し目を買われた。パキスタンが仲介したが、イラ ンは米国との隔たりを指摘しており、先行き不透明感が残っている。現物相場は 1991.00ドルまで下落したのち、押し目を買われ、3月17日以来の高値 2154.30ドルを付けた。プラチナ先限は3月18日以来の高値1万0922円を 付けた。一方、パラジウムの現物相場は8日以来の高値1605.07ドルを付けた。 米国とイランの11日の停戦協議は決裂した。バンス米副大統領は、イランが核兵器 を追求しないとの確約を示さなかったため、交渉団は合意を得ずに帰国すると述べた。 トランプ米大統領はホルムズ海峡封鎖を開始すると表明し、イランが抵抗した場合には 報復すると警告した。イランに通航料を支払った船舶は拿捕し、機雷除去も行うと述べ た。協議を仲介したパキスタンは双方に停戦維持を呼びかけた上で、仲介を続けると表 明した。パキスタン軍のムニール参謀長が15日にテヘランを訪問したが、イラン政府 の高官は核開発計画などを巡って大きな隔たりが残っているとの見方を示した。米国は イランの核濃縮作業を20年間停止することを要求しているが、イランは3年から5年 に制限することを望んでいる。一方、米大統領は、イスラエルとレバノンの指導者が 10日間の停戦を開始することで合意したと発表した。停戦協議の行方を引き続き確認 したい。 3月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%上昇し、2月の2.4%上昇か ら伸びが加速した。前月比では0.9%上昇と、2月の0.3%上昇から伸びが加速 し、2022年6月以来の大幅な伸びとなった。イラン戦争を受けて原油が急上昇した ことや、関税措置による物価押し上げ圧力が要因となった。事前予想は前年比3.3% 上昇、前月比0.9%上昇。米新規失業保険申請件数は20万7000件と、前週から 1万1000件減少した。労働市場が安定を維持していることを示唆したが、イラン紛 争が経済に暗い影を落とすなか、企業は人員増加に慎重な姿勢を示している。インフレ 加速を受けて米連邦準備理事会(FRB)は当面、金利を据え置くとみられている。一 方、トランプ米大統領は、パウエル米FRB議長が5月15日の議長任期満了時に理事 ポストからも退任しなければ、解任すると警告した。ベセント米財務長官は、ウォーシ ュ氏が次期議長に承認されるとの見解を示した。ウォーシュ氏は21日に公聴会に出席 する予定である。 【ロンドンのプラチナ・パラジウムETF残高が減少】 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、15日のロンドンで10.31トン (前週末10.49トン)に減少、16日のニューヨークで39.07トン(同 39.07トン)、15日の南アで5.03トン(同5.03トン)と変わらずとなっ た。またパラジウムETFの現物保有高はロンドンで4.64トン(同4.66トン) に減少、ニューヨークで17.38トン(同17.38トン)、南アで0.66トン (同0.66トン)と変わらずとなった。米イランの停戦協議決裂を受けてロンドンの プラチナ・パラジウムETF(上場投信)残高が減少した。一方、米商品先物取引委員 会(CFTC)の建玉明細報告によると、4月7日時点のニューヨーク・プラチナの大 口投機家の買い越しは1万8038枚(前週1万6337枚)、パラジウムの売り越し は1393枚(同1050枚)に拡大した。 【第1四半期の中国GDPは予想以上も先行き懸念残る】 第1四半期の中国の国内総生産(GDP)は前年比5.0%増となり、事前予想の 4.8%増を上回った。3年ぶりの低水準となった昨年第4四半期の4.5%増から加 速した。年初の輸出急増が背景にある。ただ内需の弱さに加え、イラン戦争によるエネ ルギー価格上昇が世界経済を圧迫しており、外部環境が不安定と指摘された。輸出は同 14.7%増と2025年の5.5%増を大幅に上回ったが、1〜2月の21.8%増 から3月は2.5%増に急減速した。イラン戦争で中東への自動車輸出減少が見込まれ ている。一方、3月の鉱工業生産は同5.7%増と1〜2月の6.3%増、小売売上高 は同1.7%増と1〜2月の2.8%増から鈍化した。 当面の予定(イベント・経済統計) 20日 貿易収支 2026年3月速報(財務省) 独生産者物価指数 2026年3月(連邦統計庁) 21日 独景況感指数 2025年4月(ZEW) 英雇用統計 2026年3月(国立統計局) 米小売売上高 2026年3月(商務省) 米中古住宅販売仮契約指数 2026年3月(全米不動産協会) 22日 英消費者物価指数 2026年3月(国立統計局) 23日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年4月速報(Markit) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年4月速報(Markit) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米新築住宅販売 2026年3月(商務省) 24日 消費者物価指数 2026年3月(総務省) 独景況感指数 2026年4月(ifo) 英小売売上高 2026年3月(国立統計局) 米耐久財受注 2026年3月速報値(商務省) 米消費者信頼感指数 2026年4月確報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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