[4月20日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 2 月限 4 月 13 日〜 4 月 17 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 25,050 25,604 (15) 24,595 (13) 25,268 +208 銀 365.0 426.9 (16) 365.0 (13) 415.0 +50.0 プラチナ 10,380 10,922 (17) 10,047 (13) 10,521 +141 パラジウム 7,800 8,000 (15) 7,800 (13) 8,000 +500 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 17 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 6) 4,879.6 +92.2 | ドル・円 159.44 0.18 円安 銀 ( 5) 8,184.2 +536.2 | 日経平均 58,475.90 +1551.79 プラチナ ( 7) 2,141.7 +76.5 | NY原油 ( 5) 83.85 -12.72 パラジウム ( 6) 1,600.80 +60.60 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 17日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金は米国とイランの停戦協議を確認、とした。 金は米イランの停戦協議決裂を受けて急落したが、米軍がホルムズ海峡を封鎖したこ とや協議再開が検討されると押し目を買われた。パキスタンが仲介したが、イランは米 国との隔たりを指摘しており、先行き不透明感が残っている。現物相場は 4645.71ドルまで急落したのち、押し目を買われ、3月18日以来の高値 4869.99ドルを付けた。金先限は急落後に押し目を買われ、3月19日以来の高 値2万5604円を付けた。 米国とイランの11日の停戦協議は決裂した。バンス米副大統領は、イランが核兵器 を追求しないとの確約を示さなかったため、交渉団は合意を得ずに帰国すると述べた。 トランプ米大統領はホルムズ海峡封鎖を開始すると表明し、イランが抵抗した場合には 報復すると警告した。イランに通航料を支払った船舶は拿捕し、機雷除去も行うと述べ た。協議を仲介したパキスタンは双方に停戦維持を呼びかけた上で、仲介を続けると表 明した。パキスタン軍のムニール参謀長が15日にテヘランを訪問したが、イラン政府 の高官は核開発計画などを巡って大きな隔たりが残っているとの見方を示した。米国は イランの核濃縮作業を20年間停止することを要求しているが、イランは3年から5年 に制限することを望んでいる。一方、米大統領は、イスラエルとレバノンの指導者が 10日間の停戦を開始することで合意したと発表した。停戦協議の行方を引き続き確認 したい。 3月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%上昇し、2月の2.4%上昇か ら伸びが加速した。前月比では0.9%上昇と、2月の0.3%上昇から伸びが加速 し、2022年6月以来の大幅な伸びとなった。イラン戦争を受けて原油が急上昇した ことや、関税措置による物価押し上げ圧力が要因となった。事前予想は前年比3.3% 上昇、前月比0.9%上昇。米新規失業保険申請件数は20万7000件と、前週から 1万1000件減少した。労働市場が安定を維持していることを示唆したが、イラン紛 争が経済に暗い影を落とすなか、企業は人員増加に慎重な姿勢を示している。インフレ 加速を受けて米連邦準備理事会(FRB)は当面、金利を据え置くとみられている。一 方、トランプ米大統領は、パウエル米FRB議長が5月15日の議長任期満了時に理事 ポストからも退任しなければ、解任すると警告した。ベセント米財務長官は、ウォーシ ュ氏が次期議長に承認されるとの見解を示した。ウォーシュ氏は21日に公聴会に出席 する予定である。 【金ETF残高は小幅減少】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は16日時点で 1230.46トンとなり、前週末比0.06トン減少した。米国で0.66トン減 少、英GBSで0.14トン、英ETFSで0.37トン、オーストラリアで0.03 トン、南アで0.06トン増加した。米イランの停戦協議決裂を受けて投資資金が流出 したのち、押し目を買われた。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報 告によると、4月7日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越しは15万6305 枚となり、前週の16万3202枚から縮小した。今回は手じまい売りが2234枚、 新規売りが4663枚出て6897枚買い越し幅を縮小した。 国際通貨基金(IMF)は、新興・途上国の2026年の成長率を3.9%と見込 み、1月時点の予想4.2%を下方修正した。エネルギーと食料価格の高騰、中東戦争 による不確実性が、脆弱性の高い資源輸入国に最も大きな打撃を与える。欧州中央銀行 (ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏経済はECBの基本シナリオと悪化シナリオの 中間にあるとの認識を示した。金利設定については、ECBは「機敏」に対応すると述 べた。 【銀は米イランの停戦協議再開期待で押し目買い】 銀の現物相場は米国とイランの停戦協議決裂を受けて72.90ドルまで下落したの ち、協議再開期待を受けて押し目を買われ、3月17日以来の高値80.85ドルを付 けた。停戦協議の行方を引き続き確認したい。国際通貨基金(IMF)が成長率見通し を下方修正しており、中東戦争が長期化すると、銀の需要減少につながりそうだ。 16日のニューヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比22.53ト ン減の1万5268.71トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の 建玉明細報告によると、4月7日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは2万 3417枚となり、前週の2万3904枚から縮小した。 当面の予定(イベント・経済統計) 20日 貿易収支 2026年3月速報(財務省) 独生産者物価指数 2026年3月(連邦統計庁) 21日 独景況感指数 2025年4月(ZEW) 英雇用統計 2026年3月(国立統計局) 米小売売上高 2026年3月(商務省) 米中古住宅販売仮契約指数 2026年3月(全米不動産協会) 22日 英消費者物価指数 2026年3月(国立統計局) 23日 ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年4月速報(Markit) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年4月速報(Markit) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米新築住宅販売 2026年3月(商務省) 24日 消費者物価指数 2026年3月(総務省) 独景況感指数 2026年4月(ifo) 英小売売上高 2026年3月(国立統計局) 米耐久財受注 2026年3月速報値(商務省) 米消費者信頼感指数 2026年4月確報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。