[今夜の視点]海外原油=続伸か、無期限停戦はイランにとって死活問題

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比1.07ドル安の88.60ドルで推
移。本日これまでのレンジは87.64〜90.71ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。トランプ米大統領は一方的に停戦期限の延長を発表したも
のの、イランが同意したわけでもなく、イランの対応次第では緊迫感が強まるだろう。
イランは海洋封鎖など脅迫を前提とした交渉は行わない方針であり、米国との和平協議
は不透明なままである。ホルムズ海峡の封鎖を背景に供給不足が続いているうえ、米国
の海洋封鎖によってイラン産原油の供給も遮られるなど、和平協議が停滞を続けるなら
世界の石油在庫は一段と減少していくだろう。中東情勢のプレミアムの変動が中心とな
った相場展開から、需給中心の相場へ転換すると、原油相場が再上昇する可能性が高
い。
 米国による海洋封鎖でイランの備蓄施設は完全に埋まりつつあるとの観測が広がって
いる。貯蔵できないなら減産するしかなく、油田が損傷するリスクがある。トランプ米
大統領が発表した無期限の停戦延長につきあって、イランが時間を浪費するなら苦境が
続く可能性が高い。圧力をかけなければ対話も出来ない米国と向き合うつもりはないと
しても、イランはこの状況を打破しなければジリ貧である。
<今夜の予定>
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者信頼感指数 2026年4月(トルコ統計機構)
【経済】20:00 金融政策決定公表(トルコ中央銀行)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 消費者物価指数 2026年3月(国立統計局)
【経済】15:00 小売物価指数 2026年3月(国立統計局)
【経済】15:00 生産者物価指数 2026年3月(国立統計局)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】17:00 消費者物価指数 2026年3月(南アフリカ統計局)
【経済】20:00 小売売上高 2026年2月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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