経済統計解説=産油国である米英のPMIは堅調、ユーロ圏は景気後退へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 4月の米総合購買担当者景気指数(PMI)・速報値は52.0まで上昇した。製造
業、サービス業ともに上昇しているが、製造業の上振れが目立つ。エネルギー負担は拡
大しているが、製造業では生産や新規受注が堅調に推移した。エネルギー高が石油・天
然ガスセクターにプラスに作用している可能性が高い。企業景況感が底堅く推移してい
ることからすると、企業はインフレに耐えており、さらなる物価の上振れを許容する余
地がありそうだ。
 4月のユーロ圏総合PMI・速報値は48.6まで低下し、景気判断の分岐点である
50を下回った。製造業が52.2まで上昇した一方、サービス業が47.4まで低下
したことが全体を圧迫した。エネルギー負担の拡大がすべての産業を圧迫しているわけ
ではなさそうだが、総合指数の動向からするとユーロ圏は景気後退に向かっている可能
性が高い。
 4月の英総合PMI・速報値は52.0まで上昇した。製造業、サービス業ともに上
昇している。イラン戦争を背景としたエネルギー高を受けても推移は底堅い。英国や米
国は産油国であり、エネルギー産業を中心に経済が刺激されている可能性がある反面、
ユーロ圏は負の影響が大きいといえそうだ。
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