前週は90ドル台中盤から後半まで切り返す展開になった。イラン戦争の鎮静化期待 で一時80ドル台を割り込んでいたが、改めてイラン情勢のリスクを織り込む動きが優 勢になった。4月17日にイランはホルムズ海峡の開放を表明したが、その後は再封鎖 が行われている。一方、米国とイランの協議に進展は見られず、戦争終結の見通しが立 たないことが、改めて原油相場を押し上げた。ここ最近の軟調地合の反動もあり、底固 く推移した。 今週も、イラン情勢次第の不安定な地合が続きやすい。前週に続いて米国とイランの 協議が開始される見通しが立たず、ホルムズ海峡の封鎖状態にも何ら変化が見られない 場合には、100ドル台での取引にシフトする。戦闘状態は一服しているが、先行き不 透明感は維持される。一方、米国とイランの再協議の見通しが立つと、前週の堅調地合 の反動から戻り売り優勢の展開になる。90ドル割れを試す可能性もある。 予想レンジは85.00〜102.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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